リベンジ!51才・再挑戦のData Saber!?(6)「そもそも論:Data Drivenとは?」

大変お恥ずかしい話ですが、実は2023年1月に受講し終技術試験に落ち、7月から再挑戦しています。
最初に書いたブログに、最初の時と心境・考えがどう変わったかをメインに書かせて頂きます。


前回書いた「DATA Saberの目的・必要な力」、その目的であるData Driven Cultureの醸成について考えてみました。
①Data Driven とは?
日本語に直訳すると「データ駆動」、「データを起点に、物事を判断、行動する」と言った感じでしょうか?
DATA Saberのサイトでは、対象者を広げて「すべての人がデータを見て理解できる世界」と言った表現をしています。
いくつか調べてみましたが、だいたい似たような言葉で定義されています。

半年経って思った事は、①データで分かる事、と、②現場に行って分かる事(トヨタでは三現主義:現場・現物・現実)、この両方ともやっぱり大事ですね。
相反する話ではなく、①データ/②現場、両方を突き合わせる事で、より考察が深まり、良いアクションを行うきっかけになります。
AIなど、因果関係が分からなくてもデータを信じてやる事だけが、Data Drivenではないと思います。自分が五感で感じる事も、ある意味データなので。と言う事を強く感じるようになりました。


➁Data Driven(Culture)、「すべての人がデータを見て理解できる世界」が実現されている状態とは?
この問いはOrd4の最終問で出てきます。私の回答は、、、
「誰もがいつでもどこでも、一元化された同じデータを確認でき、特別なスキルが無くてもデータ分析が可能。そのデータ分析結果に基づき、意思決定・行動されている世界。」
長いですが、ポイントは以下3点です。
・同じデータを見れる事
・誰でも(非エンジニアでも)データ分析できる事
・データに基づき思考、議論、判断されている事

これは今も変わりません。ただし、このメリットを各個人に伝えるのは難しい。これが出来る(出来ない)事による、喜びや痛みを表現するのが難しいです、なんとなくみんな分かっているのですが、言語化できないので、総論賛成各論反対(新しい仕事し方を入れる抵抗)になり易いと思います。


③Data Driven(Culture)が実現されると、どんなメリットがあるか?
私がメリットが大きいないと思うのは、以下3点です。
(1)不毛な議論がなくなる
同じ事実(データ)に基づき議論できるので、客観的な議論が出来ます。
(2)意思決定・行動のスピードが上がる
身に付けるのに多くの時間が必要、結果、特定のスペシャリストに依存するKKD(勘、経験、度胸)に頼らず、素早い意思決定・行動が出来ます。
(3)意思決定・行動の質が上がる
データに基づく事で、今まで知り得なかった情報(顧客行動など)が分かり、質の高い意思決定・行動が出来ます。
④Data Driven(Culture)が実現されると、KKD(勘、経験、度胸)は不要か?
全くそんな事はなく、KKD(勘、経験、度胸)は変わらず必要だと思います。
ただし、Data Driven(Culture)が実現される事で
・KKDがない人でも、適切な意思決定・行動が出来るようになる。
・KKDを使わなければいけない場面が減る
と言ったメリットあります。

料理に例えると、レシピの有無です。
・レシピがないと、料理人のKKDで料理の味は決まります。
・レシピがあると、食材、分量、調理時間などのデータに基づき作れるので、KKDの無い素人でも美味しい料理が作れます。
・一方で、全ての手順をデータ化/レシピに出来る訳ではなく、最後の塩加減(分量外)や、温度/湿度などにより調理方法を変えるなどKKDに頼る部分はあり、それにより味は変わります。(プロと素人の差)
皆さんの業務、データに置き換えると、どうなるかぜひ考えてみて下さい。

<最後に改めて読んでみて>

これは、最初のブログに書いた時と同じ文章です。
自分の会社、世の中が、Data Driven(Culture)になると良いなーと、本当に思います。一方で、Data Driven、と、KKD(勘、経験、度胸)はどちらも必要で、どちらかだけと言う二元論にならないように注意せねばと思いました。


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