筋トレ日誌2
10カ月の継続——その成果を褒め、たたえたい
たった10カ月? いやいや、10カ月も、である。10カ月……妊娠から出産までの期間がおおよそそのくらいだろう。
一つの生命が誕生するまでの期間、である。それだけ長い間、私は筋トレを続けてきた。そして当然のことながら、それは簡単な道のりではなかった。
とかいいつつ―—途切れたときもあった
仕方ないのである。色々あった。頭が痛いときもあったし、肩を痛めたこともあった。流行り病にかかったこともあったし、全くやる気が出ない日もあったのだから。
とはいえ、である。2週間以上途絶えたことはなかったと胸を張って言える。記録をつけている感触からいって間違いない。
ただし、記録を確認はしていないため正確ではないかもしれない。だが、時に記録より自分の持つ感覚の方が正しいことがある。物事とは往々にしてそういうものだ。
次の項からは、そんな私の経験に基づきトレーニングを継続して行っていくための秘訣について述べていこうと思う。
継続の秘訣とは―—その1
続けること、である。
”いや、続ける為にはどうするんだよって話をしているんだ”、という声は当然理解出来る、が、矛盾は百も承知の上、とにかく黙って続けることなのだ。
どれだけ下手でも適当でも、続けていればなんとなく鏡の前の自分がどこかしら変化していくことに気づく。そうなれば嫌でもやり続ける。
いや、やらなければならない―—という強迫観念に駆られ出す。この頻度を下げれば……この強度を落とせば……そんな思いが脳裏を駆け巡る。
落ちれば即死——そんな断崖絶壁に向かって伸びるトレッドミルの上をあなたは走っている。止まることは許されない。それは積み上げてきたものの崩壊を意味するのだ。
私はそんなあなたを腕組みして見つめている。
継続の秘訣とは―—その2
私のフェイバリット映画の一つにアイアンマンがある。
アイアンマンをご存知ない?
結構。ではまずマーベルシネマティックユニバースについて説明していこう……と思ったが誌面の関係上、断腸の思いで割愛するしかない。
無念である。
とにかく。劇中にてトニースタークが試作スーツを着ていきなり飛行に臨もうとするシーンがある。当然止められる。そこで彼は言うのだ。
”時には歩くより先に走り出すことが重要だ”―—みたいなことを。
かれこれ10年前に(10という数字に縁がある……)見たっきりなので、自分の中で大分改変されているかもしれないが、やはり冒頭でも述べた通り、実際の出来事より自分の感覚を私は信じていきたいものだ。
とにかく。何が言いたいかというと、まずは高い入会金と会費を払ってジムに入会しろ、ということだ。
とにかくジムに行け―—出来るだけ会費が高く、遠くのジムに
筋トレにおいて重要なことは毎回筋肉をオールアウト、追い込みきることだ……ということは前回説明したので割愛させてもらうが、それは何も筋トレに限ったことではない。
自分を追い込むのだ。それが結果的に継続への道に繋がる。
まずは金である。出来るだけ自分の懐を追い込め。ゴールドジムなんかが良い、とにかく高い会費を払うことだ。もしゴールドジムだけで足りないなら他のジムとも契約しろ。そしてもっと会費を払い、銀行口座をオールアウトさせろ。
次に立地だ。近い方が通いやすく続きやすい……というのは間違いだ。近ければ近いほどかえって足は重くなるものだ。徒歩で行ける距離より自転車で、自転車で行ける距離より電車で、あるいは車で、はたまた新幹線に乗ってジムに向かえ。
行くことを考えるだけで気持ちが追い込まれるくらいで丁度良い。理想はジムでの滞在時間と移動時間が等しくなることだ。
これだけの金を払っているのだから、これだけの時間を掛けていくのだから……そんな思いがあなたを追い込み、結果的にトレーニングの質も向上すること間違いない。
最初からリスクを冒せない人間に成功はない―—それはトニースタークも言っており、間違いのないことだ。
最後に
今回は筋トレ継続の秘訣について述べてきたが、参考になっただろうか。
ここで紹介した方法を私が実践している訳ではないが、恐らくこの通りに実行すれば10カ月後には私以上の筋量を手に入れることができること間違いないのではないか、と思われる。
読者諸氏の健闘を祈って。
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