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双極性障害のこと 【頑張る!】

何を「頑張る」かというと、「頑張らない」ことを頑張っているのです。(笑

うつ病の患者に対して「頑張れ」は禁句ということがよく言われます。
正直なところ、私はこのことに全面的に賛成ではありません。
もちろん、気分が落ち込んで何もできない、したくないことは多々あります。
ほとんどいつもそうであることがありますし、私にもありました。
そこで無理をすれば症状が悪化することもあるでしょう。
しかし、一方で、なんらかの「頑張り」が必要なことがあると思うのです。

それはさておき
そのようなときには「頑張って頑張らない」必要もありません。
そもそも頑張れないのですから。

では、私の「頑張って頑張らない」とはどういうことかというと、この投稿を書いている今もそうなのですが、「何かしなくては」「何かしたい」という思いに駆られているのです。

崩れ切った体型をなんとかするために体を動かさなくては。
そうでなくても、散歩に行きたい。
暑いけど、写真を撮りに行きたい。
またマラソン大会を目指したい。
せっかくの休みに家の中で過ごすのはもったいない。
伯山、遊雀の交代主任で連日賑わっているという新宿末廣亭、久しぶりに行ってみようか。
今日は新宿エイサー祭り、見に行きたい!
などなど。

「やればいいじゃん」

と思われるかもしれませんね。
確かに、やりたいことをやらないでいることは欲求不満につながります。
だから、好きなだけやったほうがいい…とは思えないのが、この双極性障害という病の厄介なところ。

でも、こうして冷静に抑えることができているのは病状が回復しているということなのでしょう。
以前の私だったら、早朝散歩に行って、家で筋力トレーニングをして、午後は新宿エイサー祭りに行って、夜は末廣亭、なんてことを何も考えずにやっていたでしょう。

だから、どれか一つだけ…
う~む、どれにしようか。
これから散歩に行くか、それともそれは我慢してエイサー祭りか。
迷う迷う。

頑張れ!