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双極性障害【職場への感謝】

私が今の会社に入社したのは2017年7月のことです。

2016年に休職のまま前職を定年退職し、1年間の社会復帰訓練を経てのことでした。
そのころ、ハローワークへ足繁く通い、求職活動をして見つけたのがこの会社です。

求人票によれば、社員のほとんどが20代、30代とのことだったので、どうするか迷ったのですが、障害者雇用枠の中で、業務内容が私の希望に沿うものだったので思い切って面接を受けました。

入社してみると、求人票にあった通り、若者ばかりの職場。
社長も40歳代という若い会社です。
入社はしたものの、そういう中でやって行けるかどうか心配だったのですが、皆さんがとても親しく接してくれ、とてもありがたく思っています。

特に嬉しく思っているのは、障害者への配慮です。
今、職場には私を含めて5名の障害者がいます。
いずれも精神障害者です。
「精神障害者はいつ休まれるか分からない」ので、敬遠する企業が多く、実際のところ、私を始めて、休みがちです。
それでも決して嫌な顔をされたり、嫌味を言われたりすることがなく、障害者雇用の担当の方は「ゆっくり休んでください」と温かい言葉をかけてくださいます。
また、私が何日か休んで出社すると、必ず声をかけてくれる人たちもいます。

このような障害者にはあまり責任のある業務を任されることが少ないのが一般的のようですが、今の職場では各人の適性に応じて、責任や期限のある業務もやらせていただいています。
そういう点にもありがたさを感じており、「その配慮に応えよう」と張り合いを感じています。

また、通常の業務以外にも、社外への文書の書き方や仕事の進め方について相談を受けるなど、私の経験を活かせることもあります。

若い会社ゆえに「これでいいのだろうか」と思うことも多々ありますが、それ以上に居心地の良さを与えてくれている職場。
休み休みでしたが、こういう私を受け入れてくれ、なんとか1年間働くことができました。

来年もほどほどに頑張ります。