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「気」を整える

私の障がいは双極性障害という精神疾患です。
元気になったり、落ち込んだりの繰り返し。
その周期と程度は人によって様々。
私の場合は落ち込んでいるときのほうが長く、最近は落ち込み方が酷くなっています。

この病はもう治らない、症状が治まることはあっても薬は一生飲み続けなくてはならない。
それを知って絶望的な気持ちになることも少なくありません。

しかし、気分が良いときには少し前向きに考えることができます。
「薬を手放せなくてもいいじゃないか。それで気分が安定するのなら」と。
さらには「薬の量を減らす方法もあるのではないか」とも。

病原菌が原因のものはともかく、精神が原因の病気はもしかしたら、気の持ちようで改善させることができるのではないか。

「病は気から」という言葉があります。
病気は「気」が病んでいる状態。
この病んでいる状態を無くすか減らすことができれば症状を改善することができるのではないか。

では「気」とは何か。
「気」という字を使った熟語や言葉はたくさんあります。

根気、短気、気力、空気、狂気、強気、弱気、天気、気候、陽気、陰気、呑気、気丈夫、気分、気配、気晴らし、気まぐれ、気が散る、気配り、等々。

他にももっとあるでしょう。

では、「気」とは何でしょう。
「気とは何か」という本があるほど、簡単に定義できるものではないでしょうが、「生命力」と言えるのかもしれません。

気の元があるのが「元気」。
生命力が弱っている、病んでいるのが「弱気」「病気」。
「天気」「気候」は天や大気の状態。

この「気」を整えることによって病んでいる状態を治癒、改善することができるのだとしたら。
そう思って、太極拳教室に通ったこともあります。
半年ほど続けたでしょうか。
残念ながら諸事情があり、その効果を実感することなくやめてしまいました。

しかし、「気」を整える何かを改めてやってみようか、と思い始めています。