双極性障害【戸惑う一言】
自分が精神疾患を患っているということを人に告げたときに、よく言われる一言。
「ぜんぜんそんなふうに見えませんね」
病気であることで心配をかけたくないので、元気に見えたのは喜ぶべきことなのだと思います。
ただ、その後に、
「それだけ元気だったら、大丈夫ですよ」
と言われることがあります。
どう応えたら良いのか戸惑います。
その人は感じたことを素直に言ってくれたのだと思いますが、「無責任なこと言わないで」と思ってしまいます。
好不調の波がある中で、症状が重いときには外へも出られないので、元気ではない姿を医者以外の人に見せることはほとんどないのですから。
以前は「そうじゃないんです」と説明しようとしていましたが、理解してもらえることはあまりないので、最近は「ありがとうございます」と心にもないことを言って済ませています。
では、病気であることを打ち明けられたら、なんと声をかけたら良いのか。
残念ながら、言われる側の私にも答えはありません。
私だけみても、同じことを言われても、そのときの気の持ちようでその言葉にホッとすることもあるし、そうでないときもあるので。
かといって、何も言わないわけにもいきませんね。
病気に関することに限らず、人に声を掛けるというのは気を使います。
一つ言えることは、いかにその人の気持ちに寄り添えるか、ということではないかと思います。