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手焙煎
ん?
なんか、豆の色が茶色くないぞ。値段もバカに安いし。
そう、これは焙煎する前の生豆なんです。
これで何をするかって?
自分で焙煎するのです。
網にこの生豆を入れて、火に近づけたり、遠ざけたり。
焦げないようにシャカシャカシャカシャカゆすりながら。
火にかけたり、火から外したり。
シャカシャカシャカシャカ...
10分もすると干し草のような香ばしい香りがしてきます。
シャカシャカシャカシャカ...
だんだん豆の色がコーヒー色に変わってきます。
シャカシャカシャカシャカ...
パチパチパチパチ...
豆がはじけ始めます。
シャカシャカシャカシャカ...
20分ほどして、香りと豆の色が適度になったところで火から外します。
別のざるに移して、冷まします。
そのままにしておくと豆が持っている熱で焙煎が進んでしまうからです。
ざるをゆすりながら団扇であおぎます。
パタパタパタパタ...
珈琲店で売っているような味にはなりませんが、素朴な味に仕上がりました。
今日の2杯目は「手作り」のコーヒーでした。