双極性障害【できることをやる】
私の日々の心がけ。
「心がけ」というのは語弊があるかもしれませんが、「そのときにできることをやる」「やりたくないことはやらない」。
あれもしなきゃ、これもしなくては、と思うことはあるものの、敢えてこうしています。
なぜかというと、「ねばならぬ」という気持ちで始めても、長続きしないからです。
テレビを見ることすら、よほど気持ちが乗らないと、見てもせいぜい10分程度しか集中できない。
好きなドラマの録画が溜まって、「早く見なきゃなぁ」と思っても、見ることができない、見る気になれない。
こんなに簡単なことすらできないのです。
「したい」と「できる」とは別なのです。
テレビを見たい、本を読みたい。
そう思っても、必ずしもできるとは限らない。
私たちにとっては「そのときにできることをやる」、そうして「できることを増やしてゆく」ことが大切なのです。
例えば、入浴。
すれば、さっぱりして気持ちが良くなることは分かっているけど、それでも、できないときはできない。
服を脱ぎ、体を洗い、お湯で流し、湯船をまたいで湯船に浸かり、湯船をまたいで外に出、体を拭き、服を着る。
これがどんなに重労働なことか。
外出然り。
側から見たら、「やりたいことだけをやってる気ままな生活」と見えることでしょう。
でも、当事者としてはそうではないのです。
数少ない「できること」を少しずつ増やそうとしているのです。