噺を撮る【紺屋高尾 / 神田紺屋町】
吉原の遊女の中でも最高位の遊女を「花魁(おいらん)」と呼びます。
花魁はその容姿が美しいだけでなく、教養もあり、芸事にも秀でていました。
「傾城(けいせい)」とも呼ばれる通り、一国の主人が夢中になるあまりに国(城)が傾いてしまうほどの女性だったようです。
しかしながら、
「傾城(けいせい)の 恋はまことの恋ならで 金持ってこいが ほんとのこい」
とも歌われているように、やはり詰まるところ金なんですね。
その花魁がいっそう着飾って廓の中を練り歩くのが「花魁道中(おいらんどうちゅ