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落とし噺の話

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落語と本格的に出会ったのは高校生のとき。 国語の先生の「落語はいいぞ。古典がいい。新作はダメだ。」という言葉がきっかけで聴き始めました。 それ以前にもテレビで寄席番組を見る機会が… もっと読む
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#落語好きと繋がりたい

落語のお話【小三治さんのこと2】

小三治さんの師匠である先代小さんは亡くなるまでの、何年間でしたか、毎回、紀伊國屋寄席のト…

まさこん
6時間前
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落語のお話【小三治さんのこと1】

私が最も長く、従って、多く観た噺家は柳家小三治さんです。 地理的に行ける会はすべて行って…

まさこん
6時間前
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落語に関心がないあなたへ!【名作中の名作のお話です!】

毎年12月になると途端にやる人が増える名作中の名作の落語「芝浜」。 「誰も彼も」という感じ…

まさこん
1年前
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落語に関心がないあなたへ!【搗米屋を知ってますか?】

「搗米屋」 「つきごめや」と読みます。 文字通り、米を搗いて精米する商売で、長くて重い杵を…

まさこん
1年前
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落語に関心がないあなたへ!【今、なんどきだい?】

もうだいぶ前のことですが、「今、なんどきだい?」という言葉が流行ったことがあります。 今…

まさこん
1年前
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聖地巡礼【深川江戸資料館2】

長屋には表長屋と裏長屋があります。 表長屋は表店(おもてだな)とも呼ばれ、表通りに面して…

まさこん
1年前
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噺を撮る【紺屋高尾 / 神田紺屋町】

吉原の遊女の中でも最高位の遊女を「花魁(おいらん)」と呼びます。 花魁はその容姿が美しいだけでなく、教養もあり、芸事にも秀でていました。 「傾城(けいせい)」とも呼ばれる通り、一国の主人が夢中になるあまりに国(城)が傾いてしまうほどの女性だったようです。 しかしながら、 「傾城(けいせい)の 恋はまことの恋ならで 金持ってこいが ほんとのこい」 とも歌われているように、やはり詰まるところ金なんですね。 その花魁がいっそう着飾って廓の中を練り歩くのが「花魁道中(おいらんどうちゅ