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時間は誰のもの

陰極まれば陽を生ず、という言葉がある。
易経に出てくる考え方である。
昔、はじめてミヒャエル エンデの『モモ』を読んだとき、同じようなフレーズが出てきたのを思い出した。
恐怖や怖さは極限に達すると大きな勇気に変わる、というような感じだったと思う。
それを読んだとき、小さな私の心は震えた。
なんだかわかる気がする、と思ったのだった。
前も悪も、光も闇も、生も死も、結局のところ、同じところから来て還っていく、その繰り返しなんだろうなぁと思う。
そこに境目なんかない。
なんだかあちこちでいろんな法則やらが溢れているけども、もうどうでもいいような気持ちになるときがある。
なんだかもうお腹いっぱい。
久しぶりに『モモ』を開いた。
お話の中で、時間は美しい花になっている。
時間とは、命そのものである。

#陰陽 #時間 #命

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