生み出すこと
今更桜?って感じかもしれませんが(笑)
四月のこと。
コロナも真っ只中。どこへも行けない。
ソーシャルディスタンスを保たないといけないよって世の中で毎日のように騒がれてた。
ようやく暖かくなってきて草木や花も芽吹いてきて少しは気持ちも晴れやかになるかなぁなんて思ってた頃。
今年の成人式はそれこそコロナの影響で前撮りや現場での撮影がかなりキャンセルとなったそう。
私の友達のカメラマンがそう言ってた。
カメラマンにとって対人がないと仕事が成立しない。ホントに厳しそうだった。
そんな彼を誘って「ロケハンに行こうよ!」と声をかけたのは私だった。
撮影は二人きりだし必然と離れて撮るのでディスタンスは保たれている。
もう彼との付き合いも長くなったなぁ。
何度も彼の撮影の練習に付き合って二人でいろんな場所へロケに行っては彼はカメラ片手に、私はレフ板片手に海や湖、山など使えそうな場所を探しては停まり撮影した。
きっと今だからこそ時間があるんじゃないかと思って、私自身も少し気晴らしになるし声をかけてみた。
天気の良い私の休みの日を探してすぐ日程が決まった。
もう阿吽の呼吸だ。
彼が撮りたいもの、場所、構図、色。
少しだけ話し合って私はすぐその位置で立つ。
納得のいくまで何度もシャッターを切る。
色んな動画を使ったり、カメラの目線を変えたりして同じ場所で30分くらいは撮り続ける。
決して楽とは言えない。ずっと姿勢良く、良い表情で時にはとても辛い姿勢で耐えないといけない。足元の悪い場所でもヒールで立って足をクロスさせたりカメラから綺麗に見えるようなポージングを目指してただひたすらにヨシと言われるまで立ち続ける。
時には色んな人に見られて恥ずかしいし、時には色んなトラブルにも遭遇する。
撮影が終わって数日して撮った写真を全てもらって目を通す。次回への反省をするために。私自身、モデルでもなんでもないので姿勢やポージングはとても難しい。仕事柄、他人にポージング指導もしなくてはいけない時があって、いかに美しく見えるか、足が長く細く見えるかとか、、モデルさんが苦しくないようなポージングを考える。
軽く数百枚は一回の撮影で撮る。多い時は千枚以上になることも。その中で数枚でも表情、風景、ピント、構図、光の当たり方がバチッと決まって良いものが撮れてるとホッとする。
ほとんどはボツになるのだけどごく稀にいいね!ってのがあったりする。
もちろん毎回ではない。
それだけカメラというのは難しいんだと痛感させられる。(私がカメラマンみたいな言い方ですがw)
これはもうこの撮影日の最後の方に撮った写真です。
桜と手前に生えてた西洋タンポポと緑がとてもいい色合い。この写真撮った時カメラマンはこの茂みに寝そべって撮っています。
川も流れててとても綺麗な場所ですが、今年はお花見出来なくてかなり人が少なかったので撮影するには良かったですね。
カメラマン【キーモン】はこちら↓
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