まぶた/Vaundy 歌詞を解釈

こんにちは!
今日はVaundyさんの「まぶた」を解釈していきます。

この曲、ひとことで言うなら『やばい』です。

注意!あくまでも私なりの解釈なので、全く違う聞こえ方がする人もいると思います。
そしてもちろん、Vaundyさんの意向とも違う可能性があります。
御了承ください。

それは、

私が歌詞解釈の際に心がけていること

それは、先入観をなるべく持たないようにしておきたい。
ということです。

なので、この曲に関しての情報は音源と歌詞のみで解釈を行なっています。
そのため、Vaundyさんはこう言ってたよ〜などの情報を持たずにやっているので、そういうツッコミはなしでお願いします!!

「まぶた」が持っている感情は?

早速ですが解釈をのせます。
この曲の感情を表すならば
『狂気』ですかね。

歌詞の解釈

ではまず登場人物を整理します。

  1. 主人公(僕)

  2. あなた

  3. コロされた人

となります。
3番に手をかけたのが1番になります。
この3番と2番は元恋人同士と捉えます。
1番は2番を好きだということとします。

さて、そうしましたら、次に歌詞の中身に触れていきます。

まず、引っかかるのが

あなたが今も
口をはにかみ、涙流すから

まぶた

この部分ですが、この「今も」っていうところが怖いと感じちゃいます。
涙流すのはもちろん悲しいことがあったからですよね。
そこに『今も』と言っちゃうのはサイコパス味あふれてますよね。しかも原因は自分なのに。。。

放つ言葉も
血が滲んでる

Vaundy

いつ放っているのかと言えば裁判所とかかなと思います。
血が滲んでいるのは当然、心が傷だらけですから。

きっと
日々の蟠りが香るにおいで

つーんと
刺すような悲しみが瞳を刺してる
もしも
その手取れど悲しみが消えぬなら

忘れて

Vaundy

これを私的に訳すなら、
「毎日あのことを重苦しく感じているから、とても悲しそうに見える。
君に手を差し伸べても悲しさが消えないなら、そのこと自体忘れて」
となります。
要は、
いつも悲しそうで見てらんないし、(自分が原因の)悲しいことを消すことが僕にはできないし、忘れたらどう?
ということです。
これめっちゃ怖くないでしょうか?
はなし通じない〜ってなりそうですw

瞼が疲れるほど
僕ら
目を閉じあうことで

少しずつわかるようになるかもね

背を向け合うほどね

確かめ合い
生きてる

Vaundy

私的に言い換えると

瞼が疲れるほど→逆に見たくなるほど
目を閉じあう→見ないことにする
少しずつわかるようになるかもね→お互いのことを理解できるようになるかもね
背を向け合うほどね→反発しあえばし合うほど
確かめ合い生きてる→お互いの存在を感じるね
と、なります。

「あなた」的には反発とかじゃなくて恨んでいるんだろうけど、「僕」にとってはいやよいやよも好きのうちじゃん、という感じでしょうか
怖い!

あなたが今も

苦しそうに、爪を噛むから

放つ言葉は

まきつき根を張った

Vaundy

2ばんです。
爪を噛む→怒り、ストレス、不安を抱えている
放つ言葉はまきつき根を張った→あなたの言葉は僕を縛り付ける

それは
針の先に指先が触れるような

つーんと
刺すような寂しさが瞳を刺してる
もしも
濡れているせいで霜が着き始めたら
流して

Vaundy

それ→あなたが放った言葉
この「つーんと刺すような寂しさが」ってのがすごくて、あなた本人はそんな軽い寂しさじゃないと思うんですよね。
でも、僕にとってはそれくらいのポップな感じに捉えちゃうという狂気。。。

もしも濡れているせいで霜が着き始めたら→泣いてるせいで心が寒さを感じているなら
流して→もう水に流して

ちゃうねん!心が寒さを感じているのは泣いてるからではなく、大切なひとをなくしたからや!
と突っ込みたくなりました。(私はね)
そこからの「流して」はやばくないでしょうか。
怖いです。(私の解釈だとですけど)

瞼が疲れるほど
僕ら目を閉じあうことで
少しずつわかるようになるかもね

背を向け合うほどね
確かめ合い生きてる

Vaundy

少しづつわかるようになるかもね→お互いに理解できるようになるかもね!
背を向け合うほどね 確かめ合い生きてる→反発し合えばし合うほど存在を確かめあって生きていこうね!

こわ!


もしも
枯れ果てたせいで香りだし痛むなら
思い出して

Vaundy

もし歳をとってボケて断片的に思い出して辛くなったらちゃんと思い出して!

瞼が疲れるまで

僕ら
目を閉じあうことで

少しずつわかるようになるかもね

背を向け合うほどね

確かめ合い
生きてる

僕ら
目を閉じあうことで

背伸びせずに疲れないで済むかもね
背で受け合う先で

見つめ合い
生きられる

お互いが見えないことで少しづつ理解できるようになるよ。
反発すればするほど存在を感じ合って生きてるよ
周りの目を気にしなければ
いい人ぶらなくて疲れないかもね
一緒に背負って生きていくことで
向き合って生きられるね!


という、解釈をしました。

感想、まとめ

とても痛々しくて、狂気を孕んだ歌だなと思いました。
そして、その狂気性をさらに加速させているのが、曲調だと思うんです。
80年代っぽい、ポップでおしゃれなラブソングに聞こえるんですが、内容がすごくどぎつい。
このチグハグさが、主人公の狂気性や共感能力の低さを物語っているな〜と感じたのでありました。

これだけは言わせてほしい

Vaundyさん、天才です。


ありがとうございました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?