今思う02 | やっぱり人の温もりって最高!

新型コロナウイルスの影響で在宅勤務になって早5週間。ゴールデンウィーク終了までが緊急事態宣言の期間であると政府は当初発表していたが、きっとその期間を過ぎても解除されずに継続するのだろう。今のこの状況だと解除されると考えるには、あまりにも材料が揃わなさ過ぎである。

在宅勤務になり、お出かけもできなくなり、本意ではなかったけれどオンラインで人と会話することが多くなった。そしてそのおかげで、今までは知り合うことがなかったような方々とも縁ができた。オンラインの良いところは実質的な距離感がゼロであること。札幌に住む人とも、熊本に住む人とも、東京の自宅に居ながらにしてあれやこれやと話ができる。

お互いの関心事の何かひとつの共通点があれば、意気投合!とまではいかないにしても、かなりの距離感まで迫って話をすることができる。
本当に不思議な世界。

20年ぐらい前だっただろうか。まだADSLとか?、LSDNとか?、通信の世界でそんな単語が飛び交っていた時代に、チャットにハマって、毎夜毎夜日本中のあっちこっちの人と話していたことがあったけれど、今のこの状況はそれの遥かに進化版。
以前は文字だけ、しかも、途中で画面が止まり、文字の会話が途切れる。誰かが急にフリーズしていなくなったり、なんてこともよくあった。

新型コロナウイルスがあの時代に発生していたとしたら、世の中はどうなっていたんだろう?と思う。あの通信環境では在宅勤務なんて無理に違いないし、オンライン診療もできなかったことだろうに。
いろいろ環境が整った今のこの時期に、新型コロナウイルスが出てきた?と思えてしょうがない。どこかの誰かの策略か?とさえ思ってしまう。

オンラインのコミュニケーションは、遠く離れたところに住む人ともあっという間に近距離で話すことができるけれど、そこに温もり感はない。飲み会で大笑いしながら「やだ、もー、ばっかじゃないのー!」と言って友達の肩を叩く、嬉しい話にハイタッチする、ちょっと気になる人の隣に座ってうっかり肩が触れてドキドキする、そんなことがオンラインでは起き得ない。
だから、やっぱり寂しいのだ。

大勢で飲みに行くことが実はそんなに好きじゃない。会社の仲間とも、できれば飲みには行きたくないほうである。そんな私が、自ら、「この時期を乗り越えたら、みんなで一杯やりに行きたい」とチームのメンバーに言ったほど。毎朝のオンラインハドルで、みんなも同じようなことを言っている。

みんな、人の体温を感じたい。そうなんだね。
私も、今、ものすごくそう思う。

同じような悩み・経験をしてきた方とつながれることや共感できること、そしてこれから先に辛い思いをする人が少しでも減ることを願って書いていきます。サポート、よろしくお願いいたします。