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ピアノの先生の独り言♪#44 ピアノ独学はなぜ挫折しやすいのか?

2023年が幕開けしました。
ピアノ教師のmasakopianoです。
気がつけば、令和も5年。
令和生まれの生徒さんもピアノを習う月齢になってきましたね。

コロナ禍で、音楽は不要不急と言われ、コンサート、コンクールなど中止になった2020年。
そして、感染対策を取りながら開催してきた2021〜2022年。
仮にウイルスが撲滅したとしても、私たちはコロナ前の社会ではなく、
新しい様式を取り入れた生活、思想・社会活動になっていくと思います。

2020年、学校も休校になり、対面レッスンも休止。
オンラインレッスンになった時、
ピアノ教室の未来はどうなっていくのだろう・・・
不安と戦いながら、それでもやるしかない!と
私だけではなく、多くのピアノの先生方が、
教室の運営、存続を守っていたのではないかと思います。

そして、2022年はwithコロナが定着し、
教室のHPや規約にもコロナ対応についての項目を追加しました。
びっくりした事は、昨年の生徒数だけでいうと、
自宅で開校して27年中、過去最高でした。
YouTubeでストリートピアノの動画を観て、自分も挑戦してみたい。
昔やっていたピアノ再開したい。
お子さんと一緒に習いたい。
動機は様々ですが、ピアノを弾きたい!習いたい!方が増えた要因に、
自粛生活の中で一番身近にあったのは、YouTubeなどのネットやテレビから流れるエンタメが大きいのでは?と思ってます。
ピアノに関してはプロから初心者まで、いろんな方の演奏が日々更新されています。これなら自分も弾けるかもと・・・鍵盤に触れるきっかけになったんだと思います。

ただ、やはりピアノは独学はモチベーションも含め、維持していくのはかなり大変だと思います。
練習すればそれなりに、弾けるようにはなります。
でもそれだけでは、なんか違うんですよね。
例えると、YouTubeでパソコンに楽譜を打ち込んで、キーボードの音色で演奏している動画がありますね。
楽譜通りなんだけど・・・何か足りない。
この何か足りないところこそ、私たちピアノ教師が生徒さんにレッスンしてる部分なんです。実際、私の教室にも独学で挫折して、基礎からもう一度習いたいとお問わせくださる大人の生徒さんが多いです。

それでも。いろんな事情で習いに行けない方に、
アドバイスさせていただくとしたら、
あまり最初から難しい曲を選ばないことです。
英雄ポロネーズが弾きたい!愛の夢が弾きたい!
動機はバッチリ👌いいと思いますが・・・
いきなりその楽譜で始めると、もう意味不明〜〜〜ってなってしまいます。
自転車に乗れない人に、いきなり競輪のコースで走れと言っても無理ですよね。
まずはママチャリから練習しましょう!です。
身の丈に合ったものが、やはり一番長続きすると思います😊
ピアノはある程度弾けるまでには、年単位の時間がかかります。
だからこそ、1歩1歩少しずつが大切。
どんな簡単な楽譜でも、美しく弾く。これが上達のコツです。

2023年、今年はうさぎ年。
でも、ピアノの練習は「うさぎと亀」の亀の方が長続きします。
もしもし亀よ🐢亀さんよ〜〜♪
ピアノにゴールはありません。
ゆっくり。マイペース。継続。
2023年も楽しいピアノライフを!!


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