歯科訪問診療の難しさ、やりがい①
おはようございます。
だいぶ暖かくなってきましたね。
スギ花粉の花粉症の私にとってはようやく花粉症も落ち着いてきて少し過ごしやすくなってきました。
昨日は訪問診療日でした。
私は今まで述べ7,000名近くの訪問診療を行ってきましたが歯科の訪問診療はとても難しいです。
理由は２つあります。
①設備が充分でないことが多い
②患者様の健康状態が様々な事
訪問先での治療は診療所で出来る事が全て出来る訳ではございません。
入れ歯の作製・調整はある程度行える事もありますが
虫歯の治療や歯周病の治療は部位によっては困難な事もございます。
そして②が特に難しいところで、患者様の健康状態が様々な事が、診療所で行う治療とは大きな違いです。
また、訪問診療でみる患者様は何らかの理由があって病院に足を運ぶことが出来ない方です。
認知症、脳血管障害、パーキンソン病、腎疾患、肝疾患、神経障害、癌、骨折、老衰などなど、他にもたくさんありますが、そういった背景を踏まえて治療をしていき、患者様やそのご家族によって、求めている所、ゴールは様々あります。
私としては、患者様には
“いつまでも美味しくお口から食べて欲しい”
と願っていますので、少しでもそれが出来るようなサポートをしていきたいと思ってます。
そしてそれは、歯科医師だけでは出来ず、歯科衛生士ももちろんですが、歯科だけでなく、医師や看護師、作業療法士、理学療法士、言語聴覚士、ケアマネ、ご家族の協力まさに多職種のチーム医療が必要になってきます。
そして診療所での診療に比べて、より患者様との信頼関係が求められてきます。患者様との信頼関係によって本当に治療の成果はとても左右される分野です。
そこが難しいところでもあり、やりがいでもあると思います。
まだまだ未熟ですが、患者様や家族の方に信頼してもらえるように、これからも頑張っていきたいと思ってます。
ではまた。
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