マガジンのカバー画像

グランドレベル研究所★コペンハーゲン★

18
およそ1年半に渡り書き続けていたデンマーク・コペンハーゲンの訪問記。建築、デザイン、まちづくり、再開発、コミュニティ等の視点で書いた1記事をまとめました。デンマークのまちを1週間…
運営しているクリエイター

2016年4月の記事一覧

住宅街に現れたグルグルすべり台!?「壁」を取ったときのポジティブ妄想力で、小さな小学校の再生が、エリアの問題をも解決!

さて、今回のデンマークレポートは、前編「夜遊びの祭典「ディストーション」...」に続き、住宅街へ突入していった編(後編)です。 池沿いの一本裏の骨董通りをあとにして、ぐいぐい住宅街へ入っていくと、 うぉ〜。。上から、なんだ、このグルングルンすべり台は!! 離れてみると、、集合住宅の合間に現れた公園? でも敷地の端っこに建つ建物が以外と大きい。ガラス張りの1階をのぞき込むと、爆音ミュージックをバックに、子どもたちが全力でぴょんぴょん跳ねまくってる!!! なんだ、、この施設

建てないことが、建てることに匹敵するなんて、本当なの?「Nørreport Station」と食べ尽くしたくなる屋内マーケット「Torvehallerne KBH」の話。

今回の私たちの旅の目的はひとつ。ヤン・ゲールの事務所に突撃することだけだったので、コペンハーゲンについて何も調べずに行ってしまいました。観光本の一冊も買っておけばよかったと気付いたのは、飛行機に乗ってから。 そこで、大活躍したのがAirbnbのホストのジェスパーさんにいただいたこの地図。これとgoogleMAPを合わせて1週間歩き続けたのでした。 さて、今回は、前回の小学校を後にして、Nørreport Stationと、その近くにある「Torvehallerne KBH

夜遊びの祭典「ディストーション」は、コペンハーゲンのまち一帯に10万人!?パブリックスペースの活用とは、都市*まちを愛でる身体行為を能動的に引き出すことなんだ。

さて、今回のデンマークレポートは、例のカウンターのないコーヒー屋「collevtive coffee」を後にして、少し池側に戻りながら、あえて大通りをはずれ、無目的に住宅街へ突入していった編(前編)です。 中心部からそれほど離れているわけではないのですが、このあたりになるとかなり人種も多様になってきて、かつ住宅地も少し密度が増してきました。 中心部ではほとんど目にしないグラフティが、こんなダイナミックにあったり。歩いていると、こういう場所が、ぽつぽつと集合住宅の間にあるん

コペンハーゲン発、世界的都市デザイン事務所「ゲールアーキテクツ」でプレゼンしてきました!ヤン・ゲールが64歳で立ち上げた事務所は、今世界中で...

とうわけで、コペンハーゲンの1週間に渡る滞在のレポは、一応、今回がラストとなります。(また何か、コペンハーゲンネタに絡む際は、こちらのマガジンにも掲載させていただきます。)さて、突発的にコペンハーゲンへ行った最終目的だったゲールアーキテクツの事務所にも、日本で知り合ったデイビッドさんのお陰でうかがうことができたわけですが... なんと、数日前に「どうせなら、プレゼンするかい?」と提案いただき、「はい!」と即レス。急遽、夜通しで英語版のパワポをつくり、ランチタイムにパーソナル

デザインミュージアムからコペンハーゲンの運河沿いを歩く!オペラハウスの夜の姿は、都市にきらめく明かりそのもの。

「すべらんなぁ〜」「豊かやなぁ〜」真冬のコペンハーゲンを歩けど歩けど、ずっとそう呟いておりました。この日は、例のルイジアナ美術館へ行った日だったこともあり、興奮もマックス。だから、あとはコペンハーゲンでゆっくりミュージアムでも流して、運河沿いを歩きながら帰るか、という軽い気持ちで歩きはじめたのですが... まずは、Osterport駅から歩いてデザインミュージアムへ。 赤い旗が目印。 企画展がたまたま日本と関係のあるもので、タイトルが「LEARNING FROM JAP