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男でも女でも、信頼出来ることがいちばん大事

インタビュアーの鯨井啓子です。

昨日は久しぶりに、5か月の赤ちゃんがいる友達に会って来ました。生まれてすぐにお祝いを届けて以来だったので、すっかり大きく、顔だちもはっきりしてきた赤ちゃんの成長にびっくり!人のうちの子とゴーヤは育つのが早い(笑)とは、まさにこのことだと思いました。

赤ちゃんと遊んでいた時に、ふと気づいたことがありました。そしてそのことで随分と気が楽になりました。今まさにその気づきに驚き、そのおかげでワクワクしている状況なので、新鮮な感覚を記録に残したいと思います。

スウェーデンのパートナーシップ制度

私は36歳の未婚女性です。いつかは結婚できればいいなと思うものの、そこまで願望は強くなく、将来を思い描いてもなんとなくぼやっとしか見えないなという感じがありました。

秋にスウェーデンに住んでいる学生時代からの友達に会いに行こうと決めたので、せっかくの滞在を有意義なものにしようと、スウェーデン関係の本もたくさん読んでいる今日この頃です。

工芸など素晴らしい魅力もたくさんあるけれど、やっぱり社会制度が気になるスウェーデン。一番気になったのは、サンボという、未婚のパートナー同士のパートナーシップが社会的に認められている点と、同性婚が認められている点でした。

面白いなー!じゃあ今置かれている社会制度はすっ飛ばして考えたとき、私はどんなパートナーシップを心の底から望んでいるのかな!?と思い、ものすごくフラットな気持ちで自分の本音と向き合ってみました。すると、いちばん信頼している女友達とパートナーシップを構築し、いちばん信用している男友達とのこどもを育てたい!というなかなかにトリッキーな答えが出てきました(笑)。

何よりも信頼が大事

女友達とはもう15年以上友達で、その人柄を本当に信頼しています。世界中が彼女の敵になったとしても、私は彼女の味方でいられる。そう胸を張れる人物です。好きとかはもはや当たり前で、なにより信頼している人。

男友達も、その人柄を心から信用しているのですが、物理的距離も離れているし、自由に動き回っている彼が最も彼らしいし、そこが好きで友達をやっているので、家庭を築いて一緒に暮らすというのはピンとこないのです。

でもふたりともすごい好き。とにかく信用に値する。だから、何か困難にぶち当たっても、信頼の元に話し合って解決できるという自信が今からある。このふたりと大きな意味合いでの家族を作れたら、これ以上幸せなことはない!と思っている自分に気が付きました。そして、そう思えるほどの人たちにこの人生の中でもはや巡り合えた私は、本当に幸せだな!ということにも改めて気が付きました。

今まで私は女性に対して恋愛感情は持ったことがなかったので、自分はヘテロセクシュアルでパートナーシップを結ぶのであれば男性であろうということを疑ってきませんでした。でも、その当たり前をふと自分の頭の中で取り払ったとき、自分は何とも幸福な人間関係の中にいるのだということがとてもよくわかったし、自分がともに生きて行く人に望むものは、性別ではなくて信頼なのであるという、自分自身のプライオリティにも気づくことができました。

一緒に生きて行く人は恋愛の先に求めなくてもいいし、別に男でも女でもいい。その人そのものが信頼に値することがいちばん大切だ。そう感じられる人がいれば結婚や同棲をすればいいし、そうでないなら今でもとても幸せなのだから、今のままでいる。そう思えただけでとにかく身体が軽くなりました。

同性でも異性でも、年が近くても離れてても、一緒に住んでいても住んでなくても、信頼できる人とともにあること。私はこれからも、それをいちばん大切に生きて行こうと思います。

そんな気付きを早速友達に伝えたら、なかなかにびっくりしていました(笑)。まぁ、それはそうだよな(笑)。


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