【大阪の右翼少年が「なにわのアメラジアン」になるまで】を読んで

インタビュアーの鯨井啓子です。

昨日からtwitterで多くシェアされているこちらの記事。
とても興味深かったのでシェアします。

この記事の主人公、黒島トーマス友基さんは、アメラジアンとカテゴライズされるアメリカと日本にルーツを持つ男性です。

記事を読んでみて、彼にとってこの国の中で自身のアイデンティティを確立することは、本当に大きな努力を要したんだなとしみじみ思いました。

私の幼馴染にも、フランスと日本にルーツを持っている人がいます。彼女は幼稚園の頃からとても強いハートの持ち主で、いじめっ子に説教し返すほどでした。

私を含め、まわりの人たちにもとても愛されていたので、幼く、日本以外の国にルーツを持つ経験をしたことない私には、彼女のアイデンティティへの葛藤があったことはあまり伺い知ることができませんでした。

それでも、大学進学を期にフランスに行き、そのまま帰ってこないってことは、やっぱり大変だったんだと思います、彼女も。

黒島トーマスさんが当初感じたクラスでの疎外感。その大きな部分を占めたのは、周囲が自分を理解してくれない悲しみだったのだと思います。

社会全体の状況はなかなか変わらない。

ならばせめて、今日からでも疎外感を受けている隣人の話に耳を傾け、その人物背景に対する知識を吸収し、その人の経験を「理解」できる人間になりたい。そんな思いを新たにした良記事でした。黒島トーマスさんが体験をシェアしてくださったことに感謝です。

後編として、黒島トーマスさんのおばあちゃんに関するお話も記事になっています。こちらもあわせてどうぞ。


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