2023年振り返って
【日本での活動一年目】
10年ちょっとのドイツ/オランダでの活動を一区切りつけて、日本で活動を始めた2023年。これまで日本国内の展示歴や活動はほぼ0からスタート。お金を用意してアトリエを準備して、住民票や免許書き換え、税務署登録など日本移住の事務手続きを終え、制作環境とリズムを整えられたのは今年の2月頃からでした。
ただドイツにいた頃からBlogを続けていたりしたことで、若干の認知はあったようで、そこからTwitterXとInstagramも日本語でも始めました。
運良く見つけてもらったのがこれからギャラリーを開こうとしているオーナーで、作品を見に来てもらってコンセプトの説明をしたりして、奥天さん(@masakiokuten)と二人展をしたのが3月。柿落としということもあって大盛況だったと思う。
これまでクラブハウスやスペース、Podcastや Blogなどを見て聴いてくださっていた方がたくさん訪れてくれて、細々でも継続してきてよかったなと思いました。香川では講演の依頼も頂きました。
ドイツで美術の勉強とキャリアをスタートした自分にとって、日本のアートマーケットで評価を受けるのかということが非常に心配でした。でも評価を下さる方は実際にたくさんいて、新しくコレクターになってくださる方や、活動を応援してくださる方がたくさんいて、日本でもやっていけるかもと思えました。
日本での活動をスタートした時に、意識していたことは、「日本のアートマーケット/シーンの情報を仕入れる」ということでした。ギャラリーの名前も全然知らなかったところからスタートしたので、どのギャラリーがどんな作家さんを扱っているのか、どのコンペがいいのか、この作家さんは見といた方がいいとか。
知り合いのアーティストが一人もいない中、いろんな作家さんと話す機会をもらい、いろんな情報を教えていただきました。
見る聞く調べるをたくさんしながら、コンペにもたくさん応募したので、ノミネートがあったり、来年の亀山トリエンナーレに応募が決まったり。今後に繋がるチャンスもいただきました。やったね。
日本での活動と並行してこれまで通りにドイツでの活動も継続していました。ギャラリーに任せながらの個展、アートフェア、デュオと展示があり、2023年は合計6回の展示ができました。足を運んでくださった皆さま本当にありがとうございます。
今年は制作はスローペースでしたが大小立体合わせて約70点。ドイツに送ったものもあるし、置かせてもらったものもあるけれど多くは自分の手元には残っていない状況です。
読んだ美術関連の本は31冊。美術手帖やWeb購読雑誌なども含めると100冊ほど。
もっともっとできたなと反省することばかりで、来年はもっと頑張ろうと思います。こうして日本で活動をスタートできたのは、本当に皆さんのおかげです。来年も何卒よろしくお願いします。
個展は1/19より大阪のKenFineArtでスタートします。2024年はもっと多くの方に作品を見ていただけるように頑張りたいです。
皆様良いお年をお迎えください:)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?