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飲む人は読んではいけないアルコールの話(A)

物質使用障害

物質使用障害は物質関連障害の一種であり,物質の使用に関連する重大な問題を体験しているにもかかわらず,患者がその物質を使用し続ける病的な行動パターンを伴う。脳の回路の変化などの生理学的臨床像が認められることもある。関わる物質は多くの場合,典型的に物質関連障害を引き起こす10種類の薬物クラスに含まれるものである。このような物質はいずれも脳内報酬系を直接活性化し,快感をもたらす。活性化が非常に強いために,患者はその物質を強く渇望し,その物質を入手して使用するために通常の活動を怠ることがある。「嗜癖」「乱用」「依存」といった一般的用語は物質使用に関してしばしば用いられているが,これらの用語は定義があまりに曖昧かつ多様であるため,系統的診断にはあまり有用ではない。物質使用障害はより包括的であり,否定的意味合いが少ない。

アル中、アルコール依存症などと昔は言った病気が今は物質使用障害というらいし。このnoteにもアルコール依存症と言う言葉を使ってきたが、物質使用障害と書いてもみんな理解しない。だから説明するもの面倒だから、わかる文字面で書いてきた。でも、そんな呼び名はどうでも良い。

一応、10種類の薬物というのは下記になる。皆さんも日頃お世話になってる物質もあると思う。普通に生活に紛れているはずだ。

■アルコール

■抗不安薬と鎮静薬

■カフェイン

■大麻(マリファナと合成カンナビノイドを含む)

■幻覚剤(LSD、フェンシクリジン、シロシビンなど)

■有機溶剤(塗料用シンナーや特定の接着剤など)

■オピオイド(フェンタニル、モルヒネ、オキシコドンなど)

■中枢刺激薬(アンフェタミンやコカインなど)

■タバコ

■その他(タンパク同化ステロイド、その他のよく乱用される物質など)


難しい話はここではしたくない

自分も病識を持つためにある程度知識を吸収し、病気について知っていることも多少あるが、その専門的な知識を堅苦しく紹介しても、苦しんでいる仲間のもとに届かない事が多い。

自分の病気に目を向けない、認めたがらない、そういう情報を得難い状況にいる、教育をまともに受けておらず文字が読めない。など様々な理由で情報が届かない。

そのような状況を踏まえて、病気に対して専門的な本などからのアプローチというよりは、リアルな面白おかしい失敗談の中から病気への気付きや、自分自身に目を向けるという結構高度なマインドセットなどが行われることを願ってnoteを書いてみようと思う。


アルコールで失敗し、社会的制裁を受けた経験を口外すること自体リスクになるし、プラスに働く要素が少ない。数年前までそう思っていたのだが、そのどうしょうもない失敗や逆境体験を話すことで、救われたり、笑ってくれたり、その日の過ごし方が変わる人も少なからずいることがわかった。

マイナスをプラスに変えられる。

そのマイナスが大きければ大きいほど、人のココロに届くパワーを秘めていることもわかった。セカンドチャンスを認めない日本で、マイナスをしっかり過去の失敗だと語り、迷惑をかけた方々に謝罪をし、それはどういう過程の中で陥ってしまった失敗なのか、そしてどういう仕組みでそういう精神構造になっていってしまったのか。そこに目を向け、自分自身と向き合う。それがしっかりできれば病気は回復し、全く違った人生を歩むことができる。


社会問題としてマスコミよって大々的に取り上げられたりするアルコール問題。犯罪者として、社会不適合者として、復活できないぐらい叩いてニュースを盛り上げる。自分は失敗しない正しい人間で、信頼性のある社会人だから、ミスを犯した人のことをとことん批判し、世の中のために成敗するコメンテーター。そんなメディアよりははるかに有益な実体験からくる中身の詰まったアルコール問題への考察を記すことができるはずだと判断した。これはオレの中では病識を広める活動の一環だ。


数々の失敗を繰り返した。ほぼ全て酒関係だ。自分の人生は酒でできていたと言ってもおかしくない。


そんな血液アルコール型な半生を反省しながら振り返っていこう。

前向きな反省だ。

後ろはもう振り返らずに今に写して過去を診る感じだ。

見る、観る、ではなく、
慈しみをもって自分が自分を診るということだ。

苦しんでいる人に向けて多くのメッセージを届けたい。とりあえず、これから人前で話す活動をしていきます。今後の活動を見守ってください(^^)