原神から選ぶ、リラックスしたい時の曲ベスト5
原神というゲームをご存知だろうか。
2024年現在おそらく世界で一番売上があり、おそらく世界で一番お金のかかっているゲームである。
開発費は100億円。
この3年半で売上は50億ドルを超えたらしい。
いまの為替でいうといったいいくらになるのだろう。
仔細は省くがおれはこのゲームが大好きだ。
大人の視聴に耐えうる重厚なストーリー。
日本に強く影響をうけた、親しみのある世界観。
そしてなによりも美しいBGM。
このゲームとにかくBGMのクオリティが高い。
ものによってはロンドンフィルハーモニー楽団や東京フィルハーモニーを起用しているというから恐ろしい。
で、劇伴大好きな自分にぶっ刺さったというわけだ。
しかもほとんどすべての曲をyoutube上で公開している。
そんなわけでリラックスしたいとき、厳密にいうとこんなときに聞きたい、という曲を5つ選んだ。
どれも珠玉の名曲だ。
リラックスしたいとき
リラックスしたいとき、真っ先に開くのがこの曲。
シタールにインドのフルート:バーンスリーを重ねたフレーズはどこまでも優しく、赤子を見守る母のように聞き手を包み込む。
作中での初登場は、雄大な森林地帯を望む日中の丘陵で。
その他作中でも極めて印象的なシーンでかかることで涙腺を緩ませる。
雄大かつ優しく民を見守る大自然を描いた一曲。
落ち着きたいとき
リラックスしたいとき、二番目に開く曲。
冒頭のカリンバのような音が印象的。
美しくもどこか妖しく聞き手を引き込む。
穏やかな木管楽器が平和なメインメロディを奏で、クワイアが重なって壮大な広がりを見せる。どこか不穏で、けれど美しく、穏やかでもある。
初出は心優しく愛らしい亜人族の住む村で。
平和を愛する天真爛漫な子どものような彼女らを象徴する一曲だ。
波間に揺れたいとき
シガー・ロスあたりを彷彿とさせる一曲。
くぐもったギターからフィドルのようなストリングス。
強烈な欧米的ノスタルジーを感じさせる。
テッキーなドラムにエレキギターと、あまりリラックスには向かない要素があるはずなのにどこまでもチルな空気を漂わせている。
初出は水の都の海中探索にて。
最後にチャイムで締めるのもいい。
気分を晴れやかにしたいとき
中国発祥の作品だけあり、中華系の曲はすべて気合が違う。
原神においては中国の旧正月に合わせ作品内でも大きな祭りが開催される。
これはその祭りで使われた一曲。
か細いピアノから始まって心が沸き立つような木管とストリングス。
二胡とピアノが奏でる旋律は切なくも暖かく、強烈に郷愁を刺激する。
そこからも箏やアコースティックギター、エレキギターにバンド編成とせわしなく変化していくが、どこまでも根幹の美しさが揺るがない。
中国モチーフのNHK大河ドラマで使われていても全くおかしくない。
ただリラックスするだけでなく、心をリセットするための一曲だ。
郷愁に浸りたいとき
これだけは公式の音源がまだ上がっていなかった。
最新版で使用されてるいる曲だけに、来月にはおそらくアップされることだろう。
中国の山間部にある大河とその麓の港をモチーフとした一曲。
交易が豊かな街らしい活気。雲を貫く山々、大河の豊かさ。
0:37がいつだって涙腺を突く。
この街に残した家族はきっとこう言うのだろう。
元気かい。
ここは田舎街だけどみんな元気だよ。
いつだって帰っておいで。
まさしく、郷愁に浸るための一曲だ。
これだけ素晴らしいサウンドトラックをいつも提供してくれる原神には感謝するばかりだ。
だから、ねえ?
ちょっとぐらい課金してもいいよね。
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