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パラグラフリーディングのその前に。

こんにちは。
もう次の受験生のことを考えているmasakiです。
#早くはない


大学入試共通テストが終わり、
それを利用する私立大学の受験や
一般受験が始まろうとしています。


そしてそのあとは、国立の二次試験。


受験生にとっては、怒号の毎日ですよね。
#応援している


現受験生に対して出来ることは、
メンタルケアと、毎日の欠かさない勉強支援
残り数日をどう過ごすかがかなり重要です。


しかし、僕たちは次のことも
考えなければいけない。


そう、現高校二年生、現中学二年生のことです。
私はそんなに小学生を担当しないので、
ここでは省かせてもらいます。
また、中学生の英語では、
そこまで難しいものは出ないので、
それも省かせてもらいます。


話すことは、
高校英語(大学受験用の英語)について。


先日英語の見る目がある生徒に対して、
パラグラフリーディングを伝えました。
パラグラフリーディングの意義と使い方はこちら


生徒とこのような話をしました。
(個人が分からない様。
また伝わりやすいように書きます。)

生徒:「先生、これを使えるようになれば
長文解けるってことですか!?」

ぼく:「あなたに合っていたら、解けるね」

生徒:「まずは実験ってことですね」

ぼく:「さすが、わかっているね」

生徒:「パラグラフリーディング練習します!!」

ぼく:「ん?それは違うよ。説明するね?」


パラグラフリーディングの一歩目

ぼく:「僕たちがパラグラフリーディングを使ってしたいことは何かな」

生徒:「読まないことです」

ぼく:「もっと正確に言うと?」

生徒:「読む場所と、読まなくていい場所を把握すること?」

ぼく:「そうだね。これを使って、読む場所だけ読もうってことだよね。」

生徒:「はい」

ぼく:「それで練習だけどさ、例えば、イチローとかダルビッシュ有選手みたいに一流な人は、練習試合の時しかバットを振らなかったり、投げないのかな?」

生徒:「そんなことないですwww」

ぼく:「どう練習していると思う?」

生徒:「そりゃ素振りとか、ブルペンとか基礎練習です。」

ぼく:「そうだよね」

生徒:「はい」

ぼく:「あなたにとって、”パラグラフリーディングを使って長文を解く”は、練習試合なんだよ。基礎練習をしなきゃいけないよ。」

生徒:「練習試合も大切だけど、そもそも基礎練習をしなきゃいけないってことですか?」

ぼく:「そういうこと」


「パラグラフリーディングを使って長文を解く」
これは上記の練習試合や、模試のようなものです。


実際に長文を使って、こう立ち回るんだ。
と言うのを肌で感じさせる必要はありますが、
それだけだと、
成長しないのは分かりきってますよね?


こと勉強を始めとした”頭を使うこと”において、
間違った理解をしている人は多いですが、
スポーツなどの”身体をつかうこと”に変えると、
納得してくれる人が多いので、
よく使います。


パラグラフリーディングの二歩目

生徒:「でも、先生。パラグラフリーディングの基礎練習ってなにしたらいいんですか?」

ぼく:「いい質問だね。また、スポーツで考えてみようか」

生徒:「先生スポーツで例えるの好きですねwww」

ぼく:「イチローとかダルビッシュ有選手が実際にマウンドに立つときに、こうやってこうみたいに打ち方を考えていると思う?」

生徒:「絶対ないですね」

ぼく:「でしょ。じゃあそれはいつ考えている?」

生徒:「基礎練習のとき?」

ぼく:「確かなことは分からないけど、きっとそうだよね」

生徒:「はい」

ぼく:「本番や練習試合の時に考えないために、基礎練習のときにたくさん考えているってことだよね」

生徒:「そうですね」

ぼく:「パラグラフリーディングは結果として、読まなくていい技術だよね」

生徒:「はい」

ぼく:「読まない戦略を取るってことは?練習では?」

生徒:「たくさん読まなきゃいけない!!」

ぼく:「そういうこと」


長文の解き方。そして教え方。(こちら)でも、
このことはお伝えしましたが、何度でも伝えます。
伝わるまで伝えなきゃいけないと、
たしか、志の輔師匠が言っていた気がします。


読まない戦略を取るというのは、
他にもたくさんの理由からあります。
・じっくり読む時間はない
・読まなくても解ける
・読むに対して解くという割合
(費用対効果っていうよ)が少ない
ざっとあげるとこんな感じ


だから、戦略的に読まないという手を取った。
読まないと決めたのなら、
練習では、ひたすら読むことが必要。


スポーツで無意識で体が動く様になるには、
その基礎練習をしなきゃいけないですよね。
無意識で体を動かす練習は誰もしませんよね。


パラグラフリーディングの三歩目

生徒:「たくさん読むってどうしたらいいんですか?」

ぼく:「いい質問だね。どうすればいいと思う?」

生徒:「読むと言っても、何をしたら読めたのか判断基準が曖昧で…」

ぼく:「本当に目がいいね。その通りだよ」

生徒:「先生褒め上手ですねwww」

ぼく:「勉強を始めとした、経験学習ってものは、判断基準を明確にすることが重要なんだよ」

生徒:「はい?」

ぼく:「ちょっと難しかったね」

生徒:「はいwww」

ぼく:「要は、誰が見ても”出来ている””出来ていない”ってものを判断にした方がいいってことだよ」

生徒:「テストとかってことですか?」

ぼく:「確かに、テストはいい例だね。でも、テストは”すべて”になってしまうよね。費用対効果は低いんじゃないかな?」

生徒「たしかに…」

ぼく:「今回は、読めるってことを判断したいんだよね?」

生徒:「はい」

ぼく:「読めるって、あなたにとってどういうことかな?英語を英語で理解出来ること?それとも、日本語でも同じ意味で話せること?」

生徒:「日本語でも同じ意味で話せることだと思います!」

ぼく:「よし、それなら、判断基準は”正確に日本語訳が出来る”でどうかな?」

生徒:「それなら、日本語訳が出来たら読めるってことにしていいってことですか?」

ぼく:「そうなるね。でも、それはあなたの場合ね。」


上記で述べた通り、
何かを出来る出来ないの判断基準は、
観測可能なものにするべき必要があります。


こういうのをインストラクティブデザイン(ID)
というのですが、
私もまだ勉強中なので、また今度載せます。


話しを戻して、判断基準は観測可能なものかどうか
がんばった。100回読む。解ける。
などは観測不可能なので、
判断基準としては不適切となります。


するのであれば、
どうがんばって何の結果が得られたのか?
100回読んだのなら、
暗記ないしは単語はすべて覚えられているのか
解けるは、〇割解ける。
と、した方が適切です。
療法の世界では、こういうのを
「30cmものさしを持つ」と言います。


さらに重要なのは、この判断基準は人によって、
また目標によって、異なるということです。
私にとっては、滞りなく話すこと。
ビジネスパーソンでは、
英語を英語で理解することかもしれない。
ある生徒にとっては、・・・
またある生徒にとっては、・・・


これを一人一人に対して考えなければいけないんです。
私の考え方は、
そこまでの力がいるか?
そこまでの力でいいのか?
この二つのバランスを取って考えています。


おそらく、多くの高校生にとって、
長文では、
英文とまったく同じ意味を
日本語文で話せること
これが最高レベルの需要ではないかと思います。


もちろんこれは私の考えなので、
これにしろと言っているわけではないです。


生徒だって一人一人違うんだから
先生だって一人一人違うのでいいんじゃない?
くらいに思っています。


今日はこれくらいで
質問はコメント欄にて
勉強に関する質問も受け付けています。
全教科できるので、いつでも質問していいよ


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ねこの様になつきます
またね。

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