【ポケモンで学ぶ】DXの雰囲気を理解する
猫も杓子もDX
ビジネスマンの方々は、「デジタルトランスフォーメーション(DX)」という言葉を見ない・聞かない日は無いでしょう。しかし、DXの正しいイメージを持っている人はそう多くないと思います。
といった疑問を持っている方。IT化とDXの違いを「ポケモン」で理解しましょう。
IT化
IT化はポケモンで言えば以下の様な状況です。
(画像の出典:https://zukan.pokemon.co.jp/)
元々人の手作業でやっていたことをコンピュータやソフトウェアを使って、より早く・より大量に処理できるようにすることがIT化です。日本国政府の成長戦略なんかでは「デジタイゼーション」なんて表現されていたりもします。要は「デジタル化」のことですね。IT化と同じことです。
基本的には今あるビジネスモデルに従って、より効率的に、より強くなる。それがIT化のイメージになります。
DX
さて、DXはどうでしょう。ポケモンで言えば以下の様なイメージになります。
(画像の出典:https://zukan.pokemon.co.jp/)
DXの前後でまるっきり姿形が変わってしまっています。もう少し小難しく言えば、構造(アーキテクチャ)に変革が起きています。デジタルやITの力を使って、ビジネスモデル・会社の姿形(組織構成 等)が完全に変革されること。これがDXの正しいイメージです。
デジタルトランスフォーメーションの定義
デジタルトランスフォーメーションとはデジタルを活用して新しい価値を創造することです。生活や仕事の仕方が抜本的に変わることが「トランスフォーム」するという事です。
経産省のレポートなんかを見て頂ければよくわかるでしょう。
IT化は既存の仕組みを効率化し、既存の価値をより高めていく営みとも言えるでしょう。一方でデジタルトランスフォーメーションは「全く新しい価値を創造する」ことです。シュンペーターの言葉を借りれば、前者は「継続的イノベーション」、後者は「破壊的イノベーション」と言い換えられます。
自社がこれからやろうとしている「DX」が本当に「デジタルトランスフォーメーション」なのかについては、
既存のビジネスを単なるデジタル化・IT化しているだけではないか?
組織やビジネスモデルを根本的に変革できているのか?
という問いに答えられるか否かを確認しましょう。
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