おっさん達へ「全員がご意見番になられちゃ、構造が崩れます」

普通、指示を与えたりアドバイスしたりする人は、作業する人より少ないですよね。
建築の現場なんかを思い描いて頂ければわかりやすい。

でも私は今、作業者自分一人でご意見番が4人〜5人に囲まれるという体制で仕事をしている。

上の世代の方々は「自分はもう実務を卒業して、あとは若手にアドバイスする立場だ」と思っておられるのでしょうか。
確かにそういうポジションに着く方もいます。でもそういうポストにつけるのはごく一部の優秀な選ばれた人達のみであって、その他大勢に残念ながら属されているあなた方は、その優秀な人の支持を受けて実務として働いてもらわないと困る。

会議中に俺の上司の横で、ポストについていないにも関わらず、同じテンションで俺に指示を与えてちゃいけないやろ。

俺と同じく作業したり、ヒアリングして回ったり、資料作ったり、案出して否定されたりしろよ。じゃなきゃちゃんとマネジメントのポジションを勝ち取れよ。

全員がご意見番になってちゃ、バランスがおかしなことになるやろ。俺らと違ってあんたらの世代はめっちゃ数もおんねんから。

しかもタチが悪いのは、そういうご意見番になる人は、新しい知識を習得しようとしない。

そして周りも、パソコンの知識がなく作業出来ないその人に対して「じゃあ、パソコンの知識つけなきゃね」という流れはなく、「あの人の"強みを活かせること"をやらせてね」という流れになる。

「あの人の強み）といえば聞こえはいいが、要するに「あの人のできること」が振り分けられる。
結果、なんの作業も出来ないので、消去法で口だけ出せばいいご意見番に成り果てる。
そしてその状態に若手は忖度して声を上げにくいので、構造の崩れが放置されている。

そして、スキルがある若手に、スキルのないベテランが偉そうにしているというなんとも不可思議でストレスフルな状況が生まれる。

おっさんよ
「ご意見版　番になりたければ、正々堂々結果を出してポストを勝ち取ってください」
「残念ながらその戦いから漏れたら、潔く僕たちと同じく実務としてシャカリキに働いてください」

給料はあなた達の方が上だ。
そろそろ俺あんたらにタメ口とかでそうやけど、大丈夫そ？