メイドカフェのメイドさんに心を持っていかれそうになった話

先日、面接帰りに大須商店街へ立ち寄りました。
面接帰りなのでスーツを着ていました。
最寄り駅の上前津駅8番出口から地上へ出て、大須商店街へ向かうと、
まずメイドカフェがあります。
お店の前でメイドさんがチラシを配っていました。
スルーするのがなんだか申し訳ないと思ったので、
チラシを受け取りました。
するとメイドさんが、
「ありがとうございます！」
と、すごく嬉しそうに言ってくださいました。
それだけでも和やかな気持ちになったのですが、
その直後に会心の一撃が。

「がんばって～」

咄嗟のことで、
振り返ってぺこりと軽くお辞儀をすることしかできませんでした。

スーツを着ていたので、サラリーマンだと思ったのか
若いかんじだから、就活生だと思ったのか
つかれている顔をしているように感じたのか
もしくはビジネスとしてのテンプレの言葉だったのか
理由がどうであれ、「がんばって～」のひとことで
漠然とした不安を抱えながら生活している僕は、
見事に釣られました。

僕にはあのひとことがビジネスで言ったものだとはどうしても思えません。
こんなにも嬉しい気持ちに、頑張ろうという気持ちにさせるのだから、
しっかり気持ちのこもった言葉だったと思います。

メイドさんもたぶん、高校生とか大学生のモードから、
メイドさんモードに少なからず切りかえている部分はあるかと思います。
きっとメイドさんもすごく大変だと思います。
本人が好きでやっているとしても、楽しんでいるとしても、
それでも大変な部分はあると思います。
そんな中で、たまたま通りかかった、
チラシを渡して声をかけてもお店に来るかどうかわからない、
ただの就活帰りで立ち寄った5軍大学生が、
”スーツ着てるからお仕事か就活かな、大変なのかな”
そのようなことを瞬時に判断して応援の一言をかけてくれたなんて、
なんというサービス精神！　メイドさん、ありがとうございます！

就活、頑張ります！