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shift innovation #31 (QUINTBRIDGE hack)

今回、QUINTBRIDGRで開催された「笑顔で経済が回るソーシャルイノベーションの起こし方」というテーマで、「1笑顔=1円」寄付という新しい寄付の仕組みによるビジネスモデルを構築したOne smile Foundationのイベントに参加しました。



【One Smile Foundationにおける活動理念】

One Smile Foundationは、私たちの日常の笑顔が寄付としてスマートシティに連動し、次世代の社会保障として機能するための世界でもイノベーティブなプロジェクトです。

One Smile Foundationは、従来の経済支援とは全く逆の発想です。「支援をして笑顔を作る」のではなく、「笑顔を用いて支援する」のです。

街中にある防犯カメラや監視カメラに笑顔検知機能を搭載させ、私たちの日々の幸せの象徴である笑顔をトリガーに世界中の社会的弱者に陥っている方々に支援します。

恩恵を受けるのは受益者だけではありません。

「笑顔を用いて支援する」ことから、街中に笑顔が溢れ、犯罪や病気、孤立など、社会の分断となる要素を低減し、地域コミュニティやアイデンティティなど、社会が活性化することで先進国と呼ばれる側の社会課題も解決し、人類全体のQOLを向上いたします。

新興国と先進国、両方の課題を同時に解決することで、すべての人が恩恵を受け取れる持続可能な街づくりの一環として設計を行なっており、一人一人が自分の幸せを追求するだけで「世界は勝手に良くなっていく」、そんな理念を掲げています。


【One smile Foundationにおけるビジネスモデル】

今、実装しているビジネスモデルとは、①保育園では、子どもたちの自然な笑顔の画像を撮った上で、親御さんに画像を販売した売上の一部を寄付する仕組みとなります。

なかなか撮れない子供たちの笑顔の瞬間を、親御さんが購入することができると共に「1笑顔=1円」寄付により、社会貢献できることを実感することができる仕組みとなります。

また、②介護施設などでは、入居者の見守りサービスにおいて、入居者の笑顔の画像を提供するサービスを付帯することにより、サービスの売上の一部を寄付する仕組みとなります。

家族の中には、なかなか会うことができない場合があることにあわせて、会えた時であっても笑顔を見せてくれるかわからないため、入居者(家族)の笑顔の画像を見ることができると共に「1笑顔=1円」寄付により、社会貢献できることを実感することができる仕組みとなります。

そして、③先日行われた広島G7サミットでの展示では、展示場に設置された「笑顔を検知するセンサー」により来場者の笑顔を検知すると、この仕組みに賛同した企業による寄付金を寄付する仕組みとなります。

普段の何気ない笑顔が、街の多くの人々に幸せをもたらすと共に「1笑顔=1円」寄付により、社会貢献できることを実感することができる仕組みとなります。


【「1笑顔=1円」寄付を活用した新たな寄付の提案1】

One Smile Foundationにおける寄付の仕組みは、寄付をする人と寄付を受ける人だけの関係ではなく、その間に人々の笑顔を介在させることにより、街中のみんなの笑顔が、困っている人も含めた全て人々を幸せにする仕組みとなります。

そこで、One Smile Foundationにおける寄付の仕組みを個別のシーンに適用した新たな寄付の仕組みについて提案することとします。

適用する個別のシーンとは、企業における社員に対する評価制度と連動させた新たな寄付の仕組みという提案となります。

現在、健康経営に取り組む企業においては、社員の健康管理を経営的な視点に基づき、戦略的に実践することにより、社員の活力向上や生産性の向上等、組織の活性化をもたらすことによって、業績が向上することが期待されています。

そこで、企業における社員に対する評価制度の仕組みとして、社員の笑顔が増えることで、評価が上がる仕組みにより、顧客への対応も良くなり、顧客も笑顔になることによって、将来的に業績向上が期待されることから、将来的に業績向上が期待される企業による「1笑顔=1円」寄付という仕組みとなります。

一方で、寄付を受ける人(団体等)においても、寄付を受けるだけという関係性ではなく、寄付を受ける上で、保育園や介護施設なども含めた団体等の職員や園児・入居者の笑顔が増えることによって、企業より「1笑顔=1円」寄付を受けることができるという仕組みとなります。

これらの仕組みは、寄付をする企業は、寄付だけをするのではなく、企業の社員は、笑顔により幸せになることができると共に企業においても、寄付をすることにより、社会に貢献できることにあわせて、将来的に業績向上が期待できることからも、幸せになることができます。

そして、寄付を受ける団体等においても、笑顔により幸せになることができると共に寄付を受けることでも幸せになることができるなど、寄付をする企業、寄付を受ける団体等共に新たな寄付の仕組みにおける幸せの当事者になることができることとなります。


【「1笑顔=1円」寄付を活用した新たな寄付の提案2】

次に、個別に適用するシーンとは、スーパーマーケットと協業をした上で、スーパーマーケットのポイント制度と連動させた新たな寄付の仕組みという提案となります。

例えば、普段何気なく貯めているスーパーマーケットのポイントをうっかり忘れてしまい、使用可能期限が過ぎて使わなかったということがあると思います。

せっかく貯まったポイントである中で、お金を寄付するということに対してハードルがあると感じている人でも、使わないポイントであれば寄付してくれる場合もあると想定されます。

そこで、寄付をしてくれる人を特定の企業に頼るのではなく、「1笑顔=1円(ポイント)」寄付に賛同してくれるスーパーマーケットと協業します。

そして、スーパーマーケットの個人会員一人一人が、ポイントを共有できる仕組み(システム)にポイントを貯める(寄付する)ことによって、多くの個人会員一人一人が貯めた(寄付した)ポイントを指定する団体等に寄付をするという仕組みとなります。

一方で、寄付を受ける人(団体等)においても、例えば、こども食堂の子供たちの笑顔が増えることと連動し、こども食堂は「1笑顔=1ポイント」寄付を受けることによって、協業するスーパーマーケットにおいて、寄付を受けたポイントを使用し食材などを購入することができるという仕組みとなります。

これらの仕組みは、寄付をする個人は、使わないポイントであれば、困っている人に役立てたい、寄付を受けるこども食堂などでは、笑顔になる子供が増えることにより、寄付を受けることができる、協業するスーパーマーケットでは、支出が見込まれたお金であり、ポイントにより来店してもらえれば、収益にも寄与することとなります。

そして、企業から寄付を受けなければ機能しない寄付の仕組みではなく、有効活用されていない既存のポイントによる寄付の仕組みを構築することにより、関係する全ての人々の幸せの持続可能性を高めることができる新たな寄付の仕組みとなります。


【誰に対する寄付】

寄付に関して、寄付をする人が寄付をする時点において余裕があれば寄付をしますが、寄付をする時点において余裕がなければ寄付はできません。

これを時間軸で捉えた場合、今寄付をすることが難しい場合であっても、長期的視点において、寄付ができる状態が期待されるのであれば、先行的に寄付をすることも可能ではないかと考えます。

今回の仕組みでいえば、「笑顔が企業の業績を向上させることができる」という仮説が成り立つのであれば、寄付という方法により、先行投資できるのではないかと考えます。

例えば、先行投資先を、寄付をすることにより将来的に顧客になってもらえる先とした場合、スーパーマーケットであれば、こども食堂に寄付をすることにより、こども食堂は近い将来食材購入のため、当該スーパーマーケットで購入してくれることが期待できます。

金融機関であれば、起業する方に寄付(場所の提供など)をすることにより、起業する方は将来的に資金調達のため、当該金融機関で資金調達してくれることが期待できます。

このような寄付の仕組みは、本来の寄付の精神とは異なるものであるかもしれませんが、個人による寄付ではなく、企業による寄付である場合、社会的価値だけではなく、経済的価値も向上させる必要があります。

そして、企業が寄付をすることにより、寄付を受ける団体等が潤うことによって、寄付をした企業も潤い、その結果、社会全体が潤うという構造になることが期待されます。


【何に対する寄付】

ただし、このような寄付の仕組みとして難しいことは、寄付をする人(企業)は、経済が停滞することにより、寄付ができなくなる場合があり、寄付を受ける人(団体等)は、寄付に頼ることが常態化することにより、寄付がないと運営が立ち行かなくなる場合があります。

寄付を受ける人(団体等)の特性やタイミングにもよりますが、例えば、こども食堂において、主に寄付金や食材等の寄付により事業を運営している場合、寄付を得ることができなくなることによって、事業運営が立ち行かなくなってしまう場合があります。

そうすると、寄付の方法として、寄付をして今潤うことは重要ではありますが、将来的に寄付を受けずとも、自律的に事業を運営できる仕組みを構築することに対しても、寄付(資金提供)をすることも重要であると考えられます。

こども食堂の場合であれば、寄付をしてもらえるネットワークを構築するための仕組みを構築する、また、こども食堂で自律的に資金を得ることができる仕組みを構築するなどとなります。

前者であれば、情報共有できるアプリの掲示板に、こども食堂が本日の献立を告知することにより、その掲示板を見たアプリの登録者が、こども食堂に献立に必要となる食材を寄付するため、食材を持ち寄ってくれるという小口多数の個人による寄付の仕組みも考えられます。

後者であれば、寄付などで得た食材も含め、こども食堂で作った弁当を、一般の方に対して、低価格で販売することにより、収益を得ることができるというように、将来的に自律できる仕組みも考えられます。

いずれの場合も、持続的に寄付を受けることができる仕組み、持続的に寄付を受けずとも事業運営することができる仕組みを、寄付の仕組みに組み込むことが重要ではないかと考えられます。


【まとめ】

One Smile Foundationは、企業が個人や団体等に寄付をするだけではなく、「笑顔」に着目し、「笑顔」が介在することにより、幸せが溢れた社会にできるという新たな寄付の仕組みを創造するなど、イノベーティブな企業であります。

幸せの象徴である「笑顔」には、様々な寄付の仕組みを創造することができる可能性がありすので、今後、「笑顔」をトリガーとした新たな寄付の仕組みにより、世の中の多くの人々が幸せになるのではないかと期待されます。

既存の仕組み
●幼稚園の園児の笑顔が増える
 →笑顔の画像販売の売上の一部を寄付する
●介護施設の入居者の笑顔が増える
 →笑顔の画像も見ることができる見守りサービスの売上の一部を寄付する
●街中の人々の笑顔が増える
 →笑顔が増えることにより、仕組みに賛同した企業が寄付する

提案1の仕組み
●企業社員の笑顔が増える+団体職員(顧客)の笑顔が増える
 →業績評価と連動させた企業から団体への寄付が増える
※企業社員・団体職員(顧客)の笑顔が増えることにより、双方が幸せになる
※寄付をすることは、社会貢献のためだけではなく、社員が笑顔になり、寄付をする企業の業績も上がる

提案2の仕組み
●使用しないポイントを貯める+団体職員(顧客)の笑顔が増える
 →ポイント共有システム導入のスーパーマーケットから団体への寄付が増える
 →ポイントを利用しスーパーマーケットで購入できる
※ポイントを寄付した人、スーパーマーケット、寄付を受ける団体、全てが幸せになる
※寄付をすることは、無駄になる予定、来客の予定を促進させるものであり、スーパーマーケットの業績も上がる

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