セミリタイア1年目 税金等の準備①住民税

セミリタイアしてふにゃふにゃになってのんびりしている場合ではありません。セミリタイア1年目は税金やら保険やら年金やらこれまで会社がやってくれていたことを自分でやらなくてはなりません。そしてこれらについて勉強しないと損をします。

まずは税金、住民税です。住民税は、前の年の1年間の所得に対して1月1日時点の住所地で課税されます。それで6月から払うことになります。何年もサラリーマンをやっていると毎月切れ目なく天引きされるので意識しませんが、会社を辞めるとそうはいきません。忘れたころ、そう半年後ドーンと納付書がきます。

で、さきほど勉強しないと損をしますと言いましたが、すみません、今回6月から支払うことについては勉強の結果大した対策はできませんでした。やったのは昨年12月に駆け込みでやったふるさと納税ぐらい。10万円以上しました。実質負担2,000円で寄付先の自治体から返礼品が届くってやつです。肉やうなぎ、いちご、それにゴルフボールも今待っています。ん?ふるさと納税はセミリタイアに伴う税金対策とは関係ないですね、ただ今年6月に必ず来るドーンとくるショックをふるさと納税分だけ前払いして軽減する効果はありそうです。ふるさと納税は自分の限度以上に寄付するとホントに寄付になってしまうので上限を計算することに注意が必要です。

ということで住民税に関しては6月にドーンと請求が(実際は4回に分けて納税通知書が来るようです)来るという心構えだけが必要ということかな。それでは表題の意味がないので昔経験したことからの教訓を述べます。

わたしは新卒後、10年以上、一部上場のりっぱな会社に勤めていたのですがある時エイっと辞め、香港に渡りました(そのへんの話は今度)。辞めたときは、東京都世田谷区に住んでいたのですが、香港に来て数カ月、仕事も慣れたころケータイ電話に世田谷区の税務署から電話がかかってきました。「住民税を納付してください」と。額は確か50万円くらいだった記憶しています。上記のような知識、1月1日現在の住所云々、というようなこと、当時は勉強もしていません。50万円は大金だし、何より香港まで世田谷区の税務署が追いかけてきたことに狼狽しました。(どうやら母親がわたしのケータイ番号をおしえたらしい)。

で、よく記憶をたどると前の年の12月上旬に香港に渡り、香港の仕事や生活の準備をしつつ、生活をし始めていました。その後、年が明けていったん東京に戻り、やっと住民票を抜いたのでした。もちろんこのときはホテルに宿泊したのであり、昨年まで住んでいたアパートは11月か12月かに引き払っています。つまり1月1日にわたしの住民票は世田谷区にあったわけです。それで税務署が追いかけてきた。生活の拠点はすでに香港にあったわけなので、きちんと世田谷区から住民票を抜いておけばよかったのです。失敗でした。

ここから税務署の方とのバトル?が始まります。実際のところ1月1日には生活の拠点は香港に移っていたことを訴えます。12月に日本を出国したことを証明するためにパスポートのそのページのコピーやらアパートの退去の書類やら前職の退職関係の書類やらいろいろ提出しました。粘りに粘った結果、支払わずに済むことができました。このとき無知は怖いと痛感したものです。

というわけで手続きと勉強はつづきます。






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