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真己の小説集

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私が書いた小説の集積所 ドロッとしたものが多いかもしれません サクッと読みやすいのもあったりします
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#朗読用

無題

無題

 無題 小囃真己

私達が、何故これを遺そうと思ったのかについては、長くなるので端的に言うと、私達は確かに存在してたと言うことを知ってほしいかった
きっと貴方が見つけてくれるだろう
そして、私の想いに触れて、感じて、誰かに話してくれることを望む

最初は、もちろん本人である私から
私は、心の弱い人間だ
それは貴方も知っていると思う
だから、私は私達になった
私として産まれてしまったことを後悔してい

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