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#22 学校教育の未来を再考する 〜根本的なシステムの見直し〜

今朝、目測を謝り、壁の角に勢いよく激突して、肘をすりむいたオカマサです。お風呂に入って、久しぶりにヒリヒリを味わいました。

さて今日は、「持続可能な学校教育」を創っていくには、これまでの当たり前を見直そうという話をお届けします。このまま進んでいくことが本当に心配です。

今日の会議で現在学校が抱えている様々な課題が話題になりました。
学校運営を担う校長として、話題の中心になるのは「教員不足」。

定年引き上げに伴い、今年度の定年退職者数は少なくなるが、もともと正規職員を配置する定数が埋まらず、臨時的任用いわゆる常勤講師を配置している現状を考えると、そもそもの絶対数が足りていません。

定数の欠員に講師を配置すれば、出産休暇や育児休暇、介護休暇などの後補充としての講師が不足してしまいます。

さらに、小学校高学年で「教科担任制」が導入されました。この教科担任制は、国が定めた特定の教科に限定されています。したがって、数学や理科といった特定の教科の教員が不足するという現象も起こっています。

この状況で、教員不足解消の対策として、教員免許を取得していない人への特別免許状発行、ペーパーティーチャー研修などを試みていますが、実際には解消には至っていない状況です。

学校に配置される教員数は、主に学級数によって定数が決まっています。その定数のうち、学級担任でない教員は数人しかいません。学級担任をもっていない教員は、教頭、主幹教諭等、学校運営の業務を担当しています。当然、様々な事情で学級担任が欠けた場合、補充者がいなければ、これらの教員が学級担任を兼務することになります。

このような現状で、根本的に学校のあり方を見直す必要があると感じています。特に、一人で1学級を担当するという「学級担任制」を継続していくことは、学校運営を担う立場からすると、限界に達しているのではないかと危惧しています。

持続可能な学校教育のあり方とは何かについて、これまでの当たり前を一度捨てて、様々な観点からこれまでのシステムを見直し、できることから実行していく必要性を強く感じた意義のある会議でした。

今の学校のシステムは「教員の熱意」に頼ってきた部分が大きいことも、今後、立ち行かなくなることが心配される一つの要因だと感じています。その点については、次の記事でお伝えします。

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オカマサ
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