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切符の不備はカメラで支払う

民宿のもてなしに感激

8月5日(月)晴。
5時頃隣の台所で音がして目覚める。6時半起床。7時朝食。今朝はバター付ハムサンドにケーキとココア。若いカップルが出て来たのでびっくりする。表側のダブルベッドのある広い部屋で料金は自分の部屋と同じとのこと。朝食後おばあさんはノートを出して何か書いてほしい様子。中を見るといろんな国の人、日本人も何人かいる。このおばあさんは大変親切と書いてあった。出がけに昼食用にジャムを挟んだ分厚いカステラをもらう。感激して80Skを追加し780Sk(2,850円)を払う。おばあさんは66歳の由。再びスロバキアにくることがあればここに泊まりたいと思いながら別れる。

フランス人、車掌と切符で押し問答

近くの停留所から市電で駅に行く。ハンガリーのブタペスト行き国際列車ICは定刻8時35分にブラチスラバ駅を発車。2等車の8人用個室に同宿だったフランス人のカップルと自分の3人のみ。片言の英語で話していると車掌が来て切符のチェック。ここでフランス人のクーポンに問題がある様子で車掌が何か言った後クーポンを持って行ってしまった。しばらくして車掌がクーポン券を持参し、15,000Sk(54,900円)を払えとのこと。2人は財布を出して逆さにしたが、僅かな小銭のみ。今日からハンガリー、イタリア、ギリシャを旅行するとか。スロバキアのお金は持っているはずがないにも関わらず、車掌はクーポン券を返そうとしない。

30分あまりの押し問答が続いた後、女性の方がリュックを開きカメラを取り出して車掌と交渉を始めた。その結果、手持ちのお金がないことを理由にカメラで支払うことで決着した。彼らはようやく鉄道クーポン券を返してもらった。横で見ている自分までほっとした。一人旅では後で冷や汗をかくことやら、笑ってしまうことやら、周りを見回して誰もいないかと確認してしまうような失敗はざらにある。今回は他人事ではあるがやれやれだ。

同宿だったフランス人カップル

10時、再び車掌が来て今度はパスポートのチェック。別紙になっているビザを取られる。10時40分、いよいよハンガリーに向かって発車。間も無くハンガリー側の車掌の切符、パスポートと入国用ビザのチェックがあり、別紙のビザを持っていった。何年かすればここもビザ不要のECの一部になってしまうのであろう。

9年ぶりのハンガリーに降り立つ

ブダペスト

11時31分ブダペスト西駅着。まず駅の両替所へ行く。700SkとTC20US$をハンガリーのFt(フォリント)に両替する。フランス人の2人と一緒に駅の外に出るとユースホテルの勧誘をしている中年の婦人に会う。彼らはそこに泊まる様子だ。ユースホテルは東駅の付近にある。西駅と東駅はだいぶ離れており市電で行かねばならない。婦人が一緒に来なさいというので付いていく。12時半頃見覚えのある東駅に着いた。彼らとはここで別れる。

ブダペスト東駅


ブダペスト東駅前

ユーレイルパスは、ここハンガリーから使えるのであるが、使い始める駅で「パス」にサインをしてもらわなければならない。そしてこの後、このサインをもらうため長い長い行列でくたびれた経験を書かなければならない。

おばあさんおばあさんと書いていますがこの時まさ爺は70代ですから年下の女性に向かってちょっと失礼ですよね・・・。(ウサコ)



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