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肉食獣と草食動物と日本人の引きこもり

肉食動物は獲物の分布密度の関係で大集団を作れませんので、広い地域にそれぞれが離れて暮らしています。

遊牧民や牧畜民も若草を求めながら家畜を移動させますから、集落や村を作りませんが、稲作の日本人は低地に集まり何千年と村に定着して暮らしてきました。

ライオンの子のうち、娘たちはその群れで一生暮らしますが、息子たちは成獣に近づくと、群れから追い出されます。
群れを出た若雄たちは、別の新たな群れを作るまで放浪するか、あるいは別の群れを乗っ取るしか生きて行く方法はありません。

同じように、牧畜民を先祖に持つ人が多いこのブラジルの多くの家庭では、長男から次々に家を出て行きます。

ライオンは授乳中は排卵が起きないので、次の妊娠ができません。
出産は雨期乾季に合わせるので発情期も決まっています。
でも、草食獣の息子は離乳さえすればその群れに居続けられます。

人の場合は育児と教育に時間がかかるので、雄親をいつまでも手元に置いて協力させたい。
それで人間の母親だけが、年中雄に体を与えながら雄を手元に置いて育児に協力させます。
ですから女性が化粧をして歳を隠そうとするのは「私はまだ妊娠可能よ、賞味期限内よ」とアピールして雄を引き付けておくためである、といわれています。

ブラジルの家庭では長男から独立し、娘たちは結婚して家を出て行き、最後に残った子が親の面倒を見る例が多いのですが、稲作民は長男が田畑を相続するために家から離れません。

不登校は引き籠り予備軍だそうですから、日本では百万人以上の若者がニートになったり籠ったりしていることになります。

この調子で怠惰な草食性若者が増えていくと、移民を増やさなければなりませんが、そうなるとブラジルのような治安悪化となるでしょう。

【今日の名言】
甘い親 子供可愛いと気ままさせ
老いたるあとの 今は後悔

【名言もうひとつ】
腐敗した社会ほど多くの法律がある。
by サムエル・ジョンソン

※編集協力
和の国チャンネル
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