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【農業×クラファン】成功することで伝えたかった3つのこと

本当にありがたいことに現在進行中ではあるが、クラウドファンディング「野辺山ほうれん草カレーペースト」のプロジェクトは達成率%を400超え、459人もの支援者から応援いただき、想像以上の結果となった。

もちろんクラウドファンディング「野辺山ほうれん草カレーペースト」はまだ2週間時間があるので、達成率500%、サポーター500人までは伸ばしたい思っているし、商品としてのPRに成功しただけでこれからが本番だ。

ただ、このクラファンというイベントが客観的に見ても成功したことで説得力をもって伝えたいことをここに残しておく。

①農業法人の一社員として動いたプロジェクト

今回の「野辺山ほうれん草カレーペースト」は私の動きから生まれた商品。
勝手に動いて、勝手に人と作った。

言い方を変えると一社員が生み出し、一社員が全責任をもって、動いた結果がこの結果である。

自慢がしたいわけではなくて、「一人の社員というキャラクターにはその人が歩んできたストーリーがあり、そこには秘めた可能性がある」ことを伝えたい。

一般的な大きい会社では、一社員が新商品を作るのは当たり前だ。
ただ一次産業では正直そんな形で動いてる法人は圧倒的に少ない。

農業界ではほとんどの会社が社長の主導のもと動いていて、外に出るのはほとんどが社長か後継ぎ息子。

でも、これからは農業法人はさらに増えていくし、一つの組織はさらにでかくなっていく。

その時に社長、「あんた全部できんの?」って聞いてみたい。

組織はキャラクターの集まりだから、その個性を全開まで広げるのが代表の役割であって、何でもできるスーパーマンが社長である必要はない。

ピンポイントでも代表を超える技を持つ人材が集まる組織は強い。

そんな人たちを引き付ける魅力とそんな彼らを守り続けるという強い意志があれば、リーダーとしては十分だと思う。

農業の代表というのは仕事柄、ほとんどが親から受け継がれたものだしね。

代表がほかの社員より本質的に力を持っているか というと
それはただの幻想なんだ。

②チームとして動く価値

無論ではあるがこのプロジェクトは一人でできたわけではない。

レシピ、デザイン、ストーリー、メディア、加工会社など一つ一つにその道の信頼できる方にお願いして今に至る。

逆に言えば私は彼らの仕事の価値を認めることが役割だった。
そして、ほとんど事柄にYESと言い続けた。

絶対に引けないこと(食の安全性やサポーターにうそをつかないこと)以外は信頼し続けたと自負している。

ここで伝えたいのは、プライドを持ちつつ、自身をわきまえること
そして、そんな彼らに出会うための動き続けることだ。

思いのほか農家の広げた手の届く範囲(視野)は狭い。
そして、その自覚や危機意識も少ない。

それが農家の弱点であることに気づくべきだ。

加工品づくりだけの話ではない。
それは経営としても大いにいえることだと感じる。

より良いパートナーと出会うためには、
個人のキャラクターを明確に立て、より多くの人に会って出会いの経験値を上げるしかない。

情報がよりフラットに共有される時代に入り、同調的に作られる作物、商品には大きな差はほぼないだろう。

そうなったときに我々が選ぶ対象は人のキャラクターであり、個性の強いチームだと感じる。

でもそれは一朝一夕で作られるものではない。
だからこそ今一度、自分が何者であるかを省みるべきじゃないかな。

ちなみに今回のクラファンで現在450数名に応援してもらっているが その半数は私個人の知り合いです。

今まで様々な環境に赴き、様々なトライ&エラーを繰り返す中で出会ってきたみんなが応援してくれている。

クラファンだけの話ではないが生きてきた人生すべてが今に通じると強く感じています。

③付加価値を社会問題に頼らない

例えばどうだろう、
本当においしいものを食べるときに「この食べ物はフードロスに貢献しているんだー」とか思って食べたいだろうか。

もしくは「この商品は貧しい子供たちが作ったからおいしい!」ってなるかな?

自分なら絶対にならないし、おいしいもんを食べるときに社会問題とか貧しい国のことは考えたくない。

余計なことを考えず、おいしいものはおいしい、まずいものはまずいと言いたい。

逆に言えば本当においしいもの、ほしいものであれば、特に何も考えずに手に取ってくれるはずだ。

だから、すべては後付けでいいし、結果論でいい。
それが一番 消費者に優しいし、余計なストレスが生まれない。

昔いた国際支援の中でもフェアトレードや職業訓練事業などでよく見られた。

もちろん本当にいいものもたくさんあるから、私もたくさん購入したことはあるが、「フェアトレードだからよい」とか「これを買えば彼らが生活できる」とか言われても いらないものは情で一つは買えてもそれ以上は買う気にはならない。

本当にビジネスとしても社会問題としてもサスティナブルに続けたいのであれば、付加価値に頼るのではなく、本質的によいものであるべきだ。

それが結果、問題の認知にもつながるし、ストレスなくその問題に貢献できるという消費者の満足度がその購買につながると思っている。

客をいい人を演じさせちゃダメなんだ。
正直であることが一番楽なんだし、正直であればあるほどその人は素直に伝えてくれるからね。

today is the day

「今日がその日だ」

何か始めよう、変わろうとするときそのための準備や心構えをしようとするかもしれない。

英語が話せるようになったら留学しよう みたいな。

どっかの英語学習系のユーチューバーが言ってたけど、
「英語が話せるって言っていいラインなんかない」だって。

片言だろうが 話せば話せるんだ。

だから today is the day.

今日 「出来る」と言い切って踏み出せばいい。

怖くても、辛くても、もう一歩踏み出したいなら
ハッタリかまして恥かけばいいさ。

辛いときは中島みゆきのファイトを聞こう。
「闘う君の唄を、闘わない奴らが笑うだろう」

外野が何言おうがどうだっていいよ。

ありがとうございます。何かしら社会の役に立ったり、誰かの人生に影響するような記事を心がけていきます。 根が照れ屋なので 若干の不真面目は照れ隠しです。 ご承知おきを。