マイコレメディエーション〜菌による環境浄化〜自給自足カレッジ73
メキシコ湾原油流出事故。
人間の失敗は、結局他の生物に迷惑をかけ、最終的には微生物に浄化をお願いする事になります。
マイコレメディエーションとは、土壌や水に蓄積、あるいは突如として放出された汚染物質を吸収、分解、封鎖する為に菌類を使用する事を言いますが、菌類は、複雑な炭化水素と有毒物質の鎖を、ほかの微生物が処理できるほど小さな断片に分解する事で、このマイコレメディエーションを行い、損傷した場所の生命を回復させています。
菌類クリーナーとして知られているきのこには以下のようなものがあるそうです。(「素晴らしき、きのこの世界」より)
●ササクレヒトヨタケ(ヒ素、カドミウム、水銀)
●シロタモギタケ(ダイオキシン、 木材防腐剤)
●ウスヒラタケ(TNT (トリニトロトルエン)、カドミウム、水銀、銅)
●ヒラタケ(PCBーポリ塩化ビフェニル、 PAH ー多環芳香属炭化水素、カドミウム、水銀、ダイオキシン)
●エリンギー(トキシン、オレンジ剤)
●シイタケ(PAH、 PCB、 PCP ーフェンシクリジン)
● カワラタケ(PAH, TNT、 有機リン酸化合物、 水銀)
●ボタンマッシュルーム(カドミウム)
●サケツバタケ(大腸菌およびその他の生物的汚染物質)
きのこが生えているところには膨大な数の菌糸体が広がっており、土中の腐食等植物や動物が分解できないものを分解し、浄化してくれています。
種類によっては、人間が食べることもでき、植物にも栄養を与えています。
人間は環境を破壊しているけれども、菌類等の微生物は、せっせと人間の汚したところを浄化してくれています。
戦前までの日本人は、これら菌類と上手く共生してきました。
味噌、醤油、酒、味醂、お漬物、納豆、等々、豊かな発酵文化を受け継いで来ていました。
それが、ビルに入るのにもアルコール消毒。身の回りには抗菌グッズだらけ。
自分達の食べるものも、工業的に化学的処理して速成されているものがほとんどで、化学物質まみれになっています。
もう少し丁寧に、環境に優しい生き方をした方が良いように思いますが、どうでしょうか。
自給自足カレッジでは、山々に囲まれた自然豊かな農園で、無肥料無農薬でお米や野菜を育てる事、本来のやり方で味噌や醤油を作る事を学べます。
是非一度、VISON農園の無料体験に来てみてください。
5月にも、本格的に自給自足が学べる講座が、毎月第一第三週の週末(土曜日曜)に開催されています。
5月以降は、5月6日(土)・7日(日)・20日(土)・21日(日)
6月・・・ 3日(土)・4日(日)・17日(土)・18日(日)
7月・・・ 1日(土)・2日(日)・15日(土)・16日(日)
今まで経験した事のない新たな経験や発見があるものと思います。
下記は、自給自足カレッジの紹介ビデオです。
見ていると気持ちが何となく落ち着いてくる気がします。
YouTube動画(3分)
https://youtu.be/IQPWF9KBu00
体験会等について詳しくは、下記のホームページをご覧ください。
https://self-sufficient-life.jp
自給自足カレッジ
小柴正浩
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