3つのバランス
事実を少し脚色したお話です。
最近、先輩が「素直さが大切」という記事をシェアをしました。
そこで、僕は、ともかく「いったん言われたままやってみる」ことを意識し始めました。
次の日、僕は、人の傘を間違って持って帰ってしまいました。
「急いでいたから」というと、「言い訳はいらない」と指摘されました。
僕は、説明と言い訳の区別がつかないことが多いので
先輩から「説明はいらない。まずは、相手に共感することから始めなさい」という旨のアドバイスをもらいました。
次の日、僕は遅刻をしました。
遅刻をした時、なぜ遅刻をしたのか説明をせず
「僕が遅刻してびっくりされましたよね。」
と共感をしてみました。
すると、
「なめてるのか」
と別の先輩に叱られてしまいました。
「『謝罪』とは、誠実に説明し、同じ過ちを起こさないための策を練り、それを実行することを固く約束することだ」
と教えてもらいました。
次の日、また別の先輩に
「僕は、いったい、どっちの言うことを聞けばいいのか」
と聞くと
「バランスが大切だよ」
と教えてもらいました。
そこで、新年会の企画を考える際、
「ホットにするか、クールにするか」
で意見が割れた時、
「前半はホットで、後半はクールなものにしよう」
と提案しました。
すると、
「一番、ダメなやつ」
と大反対されました。
「日和見主義や折半主義はバランスとは言わないよ。
両極端の価値の良し悪しや時々刻々と変化する状況を正確に見極めて
『最適』なものを選び取る知能のことをバランスと言うのだよ」
とまた別の先輩に教えてもらいました。
次の日、
新規事業を考える時に、
会社の状況や社会情勢を捉えて、
「一番売れそうなもの」
を提案しました。
すると、
「それは、本当に自分がしたいことなのか?」
と聞かれました。
「本当はしたくない」
と答えると
「本当のバランスとは、
『本来、自分のしたいことを実現するため』に
目の前の価値や状況に囚われすぎて自分のしたいことを見失わない程度に、目の前の価値や状況を考慮していく絶妙な精神のことをいうのだよ」
とまたまた別の先輩に教えてもらいました。
次の日、
オオクワガタに出会って、興奮して
小学生の頃、僕は昆虫が大好きだったことを思い出しました。
イジメが横行する中学に入学し、
虫好きは変に見られるからやめようとしたのを思い出しました。
「本当に、僕がしたいことは昆虫と一緒にいることなんだ!」
と気づき、昆虫を大量に買おうと先輩を誘って外出をしました。
あまりに興奮をしている僕をみて、またまたまた別の先輩がこう言いました。
「最近、君は、賢いロボットから愛くるしい人間になっているようにみえる。けれど、その人間らしさのある感情は、高まり過ぎると危ないよ。
本当のバランスとは、
適切な時に、適切な事物に対し、適切な人々に向かい、適切な動機により、適切な方法で感じとることができる『最良の性格』のことを言うのだ。
その気持ちの高ぶりは明日まで続いているのだろうか。」
こうして、極端な感情は衝動的な判断を促すので、
バランスのとれた感情になってから、行動をするといいことを学びました。
次の日、
次の日、
次の日、、、、。
僕は、先輩から教えてもらったことを
「またこの時がきた」
と思いながら
「いったん言われたままやってみる」ことを意識し始めました。
#パクリ歓迎
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