至福のコーヒー体験
皆さんはコーヒーをどのように飲んでいるだろうか?
缶コーヒー、それとも、ボトルコーヒー?
もしくはインスタントコーヒーか、はたまたドリップコーヒーか?
わたしは昨年から、豆の手挽きにハマっている。と言ってもまだまだ初心者だが、その楽しさを伝えられたらと思う。
「手挽きって通っぽくてかっこいい」
と安易な考えで、何気なく調べてみたのだ。
すると、道具は意外に安く揃えられて、道具次第では、慣れていなくても美味しく淹れられるという情報。
すぐにAmazonで注文していた。
買ったのは、手挽きミル、ドリッパー、フィルター、サーバーの4点セット。
あと、もちろんコーヒー豆も。
まずは、豆挽き
ミルに豆を入れてハンドルを回す。
手に伝わるリズミカルな振動と、耳に届くシャリシャリ音が心地よい。
それから、鼻に入ってくる豆の匂いは濃厚だ。
至福のコーヒー体験はここから始まる。
豆の種類や炒り方が違うと、振動・音・匂いが大きく変わることが分かる。
次は、湯の準備
ここが肝心。焦らず、落ち着いていこう。
沸かした湯でサーバーやマグをあたためるとともに、湯の温度を適温まで下げていく。
はじめの何回かは、湯温を甘くみていて、味がかなりばらついたものだ。
いよいよ、ドリップ
ここがクライマックスだ。
落ち着かせた心で、全集中。
まず、蒸らし。
そっとそっと最初の一すじを注ぎ入れる。やさしく「の」の字を描きながら。
それに応えて、コーヒーの粉がふわっと一瞬膨らみを見せ、やがて、最初の一滴がサーバーに滴り落ちる。
続いて、抽出。
まだまだ油断せず、少しずつ慎重に注いでいく。波風を立てないように。
この体験に焦りは禁物である。
ドリッパーにゆらりゆらりと立ち上がる湯気。
とっとっとっとっとサーバーに注がれる音。
全体を包み込むように広がる芳醇な香り。
どれをとっても、ここにしかない幸せな時間。
最後は飲む
のは当たり前だが、余韻のような位置付けだと思う。
挽きたての味は言うまでもなくなく美味しいが、全体を通して、心癒される、ゆったりとしたひとときを味わえるのだから。
なかなか手間はかかるが、一度お試しあれ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?