TEDxKobe2018のはなし。

今回の話は、タイトルの通り。
日記というか、備忘録というか。

今年のテーマ「Burning to go!」の熱量が消えないうちに、書き留めたい衝動に駆られて書く。

▲この際、僕がエプロンをつけていることはどうでもいい。


兵庫に帰ってきてからこの3年、毎年フル出席しているイベントと言えば、このTEDxKobeと生石神社の秋祭りだ。

3年連続参加しているが、毎年クオリティが上がっていることを感じる。

トークの内容もそうだし、プログラム編成も。
ここまでイベントを育ててこられた運営の方々には、本当に頭が下がる。


今年のテーマは「Burning to go!」。
このテーマがすでに熱い。

TEDやTEDxって、基本的に「サロン」から始まった、マジで意識高い(系ではない)、お高くとまったイベントだと思うのね。

でも、それさえも捨て去る熱量を感じる、本当に熱いイベントだった。
Xをマジで燃やす演出から、その本気感を感じた。



今回、トークも本当に全部おもしろかった。
その中で特に記憶に残ったのは、

最初の松本賢一氏による、落語をベースとしたコミュニケーションの「空白」の話と、

最後の東大・鳴海拓志氏によるVRの話。


これって実は、すごく近接した話だ。


松本氏によると、
すべてを具体的な数字や言語で表現するのではなく、オノマトペのようなある種「曖昧」な表現を使うこと、20%程度の何もない「空白」をあえてのこすことで、聞き手の想像力を逆に活かすことができるという。

最近能や狂言に興味があるので、これは本当におもしろかった。
だって、物理的には能舞台って「何もない」もんね。

「どんぶらこ」
というオノマトペが、桃太郎の桃の状況を5文字で表現するように、
ほんの少しのきっかけが、人の想像力のドライバーになる。

これは、Nudgeとかも近いのかもしれない。


一方、
鳴海氏の話で感じたのは、VRがただのエンタテイメントではなく、「新たな気づきのスタート」になる可能性。
最近僕はインクルーシブデザインに興味を持っているが、VRによって実現される自分の肉体を離れた体験こそ、自分自身がエクストリームユーザーの視線を体感できる、そんなきっかけになるんじゃないかと思った。

VRは、
「感覚を通した疑似的な経験の提供」という意味では、「どんぶらこ」と限りなく等しいかもしれないし、
逆にハイすぎるコンテクストを具象化するアイテムだといえるかもしれない。



………

いかんな、これ、書き始めると止まらない。

ので、近々僕に会う人は、相手してください。

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