ビヨンド・コロナのビジネスを考える

だいぶ前回の更新から時間が経ってしまった。

この間YouTube始めたり、いろいろコミュニケーションの仕方を試行錯誤しているけれど、

今のところ「発信」で儲けるビジネスではないので、ぼちぼちとやっている発明起業家/Inventrepreneurの寄玉です。


さて、この間世間は新型コロナウィルスに関するニュース一色。
自分がかかるとか倒れるとか死ぬとかじゃなくて、

自分がウィルスを運んで、

地域の感染棟病床が埋まる

のがゲームオーバーじゃないかと思って、ここ最近はできるだけ直接人と会うのを控えている。


が、僕は医者でもなく、ましてや感染症の専門家ではないので、あんまりこの辺を議論するつもりはなく、手を洗いまくって自分が生き延びた前提の話をしたい(うちは浄土真宗なので「白骨の御文章」はよく耳にするし、これに関連して坊さんの「なぜ故人が亡くなったのか。病気でもケガでもなく、その理由は『生まれたから』だ」という説教は甚く気に入っている)。


というわけで、僕は発明起業家として、むしろビヨンドコロナのビジネスにめちゃくちゃ関心がある。

正直、株式会社Sydecasの現在のビジネスである、
・衣料雑貨製品をwebで販売する
・クラウドファンディングと企業広報のサポートをする
は、今のところそんなに影響がないし、

新事業として始めた食品関連事業は、人の身体がある限りなくならないビジネス(クラウドファンディングは苦戦してますねー!学び大!!負け惜しみ5%)。

でも、私の周りでも圧倒的に対面の仕事をしている人ってまだまだいる。

うちの母の仕事である「ホームヘルパー」もそうだし、設計士の父が70歳になってからふわっとやっている「リフォーム」もそう。

飲食店、美容室、福祉サービスなんかがよく取り上げられるが、工場のある製造業だってそうだ。人や実物に向き合わなければならないビジネスって、本当はすごく多い。


で、先日落合陽一さんが「アフターコロナじゃなくてウィズコロナ」ということを言っていた。

これはライフスタイルとしてすごく納得する。


でも、ビジネスとしては「コロナを乗り越える」ビヨンドコロナってあえていいたい。


zoomなどのオンライン商談とか会議ってまだまだ全然序の口だが、ホリエモンが言うように、これって「無駄な仕事がなくなる」転換期(僕は電話も嫌いだし、打ち合わせに行くと言われるのも来いと言われるのも苦手)。


飲食や工場のような産業って、zoomでは価値が提供しにくいので、今もって日本では続いている。

でも、逆説的に考えれば、この領域を「ビヨンドコロナ」できれば、それって間違いなくイノベーティブだ。


ここ数年「AIに奪われる仕事・奪われない仕事」のような記事をよく見かけたが、

例えばこの記事で書かれている「ホステス」「介護士」「お坊さん」といった「人の哲学が必要な仕事」こそ、ビヨンドコロナに進めるべきインパクトが大きいはず。



飲食店や美容室も、「外出禁止令」が恐らく出ないであろうこの国で、「今の営業形態のまま」ゆるやかに続いていくことのほうをむしろ心配している。パチンコは個人的にはいらない。

お店や工場を閉めたらその分だけ赤字になる。うちもキャッシュが潤沢とは言えないので、資金繰りがしんどいのは痛いほどわかる。もちろん政府からの補填も焦点にはなるけど、それでも実はここでビジネスを転換していかないと、むしろ「その後」がしんどいと僕は思う。

なぜなら、むしろ外出禁止令が出ている国のほうが、「ビヨンドコロナ」を実現しようと動くから。


真っ先に都市を封鎖した中国では「クラウド上で入学式、パーティー、工事現場監督、果ては街の散策まで可能」らしいし、


「英国では食料品や雑貨の宅配事業も好調」とのこと。

もし外出禁止令が出ている国の中で創意工夫によってビヨンドコロナビジネスが育てられるなら、彼らにとってもはや国境って今と比べられないほど限りなく低くなるはずだ(ウィルスは留めてほしい)。


もはや世界に逃げ場のない状況で、「安楽の道を作るにはマトリックスを開発するしかない」とか一瞬考えてしまったことを告白しておきつつ、

だからこそあえて僕は「ビヨンド」って言いたいんだ。

マトリックス4は早く撮影再開してほしいな。

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