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子育て 泥くさく Part2

なないろ自然楽校は、諫早市人材育成コーチの池田尚氏(以下、コーチ)を田野町にお招きし、「ここにおってえぇぞ!子育てワークショップ」を開催しました。
参加者は、子育て中のママやパパ、教員の方や児童クラブの職員の方、地域おこし協力隊の方など幅広いジャンルの方々の参加がありました。
テーマは、「今ここ~かかわりの中でつながりが見えてくる~」
こどもとの関わりや、大人の先入観、大人同士のかかわりについて、マジックや体を使ったワークを通して、体験的な学びを深めていきました。
ワークショップの備忘録として、ここに残していきたいと思います。

感覚と情報
感覚:変わるもの
情報:変わらないもの
2つのなぞなぞから、2つの感覚を紐解く。
 「見えないものが見えてしまう」・「見えているものが邪魔をする」
公式を疑う「あーすればこーなる」・・・一番危ない
こどもたちに修正するチャンス

2つのなぞなぞ

「私が見なきゃ」からの解放
世の中は、専業化、分業化が進んでいます。子育て環境も同じ状況になっています。共働きや地域との交流の希薄化が同じように思えます。
コーチは言います。
「隣の人のことを知らないって、かなり危険じゃない?でも、社会の中で誰かがこどもを見ててくれることは、”私が見なきゃ”から解放される」
こどもの城では、親向けのワークショップがある際に、あえて託児をしません。
「隣のばあちゃんに預けてくる」というルールがあります。もしくは、こどもの城にいる利用者に頼むことをしています。こどもの城には、「添う人探して、脱託児」という言葉あります。なないろ自然楽校の活動でも、この考えを参考にしています。
「見守ろう自分の子と同じように他の子も」(この言葉のこどもの城の言葉です)
子育ては、人間の遺伝子レベルで、みんなで子育てするという遺伝子が組み込まれているそうです。託児をしていても、自分の心が休まらないことや他のことに集中できないこともあると思います。それは、解放されていないと思います。大人同士の迷惑を掛け合う関係性が生まれることで、感謝をし合う関係性が生まれ、本当の意味で解放されるのではないでしょうか?
人に頼れることで、自分一人ではできなかったことができることもあります。それが下の写真のストレッチのワークです。人の手を借りることで、限界が限界ではなくなることもあります。

反発を使ったストレッチ

ほめる「あいうえお」
 あ~!い~!う~!えぇ~!おぉ~~!
落ち込む・「2文字」
 ”いま”は疲れている。”いま”を使うことで全否定ではなくなる。

シンプルで始めやすい
「知識を得るより行動を得る」

「たまには手を抜こうか。1週間に6日くらい」
こどもの城の利用者から生まれた言葉です。これ以外にもいろんな言葉が生まれています。是非、興味がある人や、子育てに悩んでいる人は、こどもの城のHP内にあるエッセイを見てみてください。
諫早市こどもの城実績報告書(エッセイ)を読む - こどもの城 - 諫早市 (city.isahaya.nagasaki.jp)

1日目の最後「おかえり」を合唱

コーチは言います。こどもの城でのかかわりの根底には、「命」があると。誕生日を、「命の記念日」と呼んでいるそうです。私は、何度もこどもの城に行っている中で、「人の温もり」を感じます。それは、スタッフも利用者も、根底に命があり、交わりの中で、その温もりが生まれているのだなとコーチの話を聞いていて感じました。
コーチは、形容詞ではなく動詞で考えることを説きます。上記の「感覚と情報」にあった変わるものと変わらないものとつながります。自然(感覚)は常にゆるやかに動いています。諸行無常という言葉もあります。人間も自然です。緩やかだけど動いています。髪の毛は1年前と今では、生え変わります。変化ではなく、「常に動いている」が自然な表現かもしれません。私は、「愛」もそうかなと思いました。愛を形で捉えようとするのではなく、動くものとして捉えた方が本質が見えてくるのかなと思います。コーチといると、「愛」を感じます。それは常に、コーチが自ら人のために動いているからなのかなと思います。となりで寄り添ったり、触れたり、差し伸べたり、声をかけたり、話を聴いたりと愛の表現は多様にあると思います。それを、自ら恥ずかしがらずにやっているのがコーチなように思えます。
少しずつ、ゆるやかだけど、私も、宮崎のこどもの城をみんなで生んでいけたらと思います。そのために、自ら泥くさく動く!

「交わり、溶ける」

Part3へつづく
おせっかいおじさん ぷーさん

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