クライアントの目の前の問題を、ノーマルな手法で解決することで、信用を得ていく。
ビジネスの本質は社会貢献ですが、その社会貢献をするためにも信用が必要となります。
「私ならあなたの問題を解決できます」といくら声高に叫んでも、本当にそれができると思っていただけなければ、依頼を受けることはできません。
だからこそ、クライアントから信用を得ることが大切なってきます。
心理学的に、信用は「人間的温かみ」と「能力」に2点で判断されることが分かっています。つまりは心強い味方であると思ってもらえるような動きをすることが、信用を得ることにつながるのです。
そのために私たちがするべきことは、クライアントが直面している悩み・問題を解決してあげることです。目の前の問題を解決してあげたり、解決する方法を教えてあげましょう。
あらゆる悩み・困りごとはジレンマという形で書くことができます。「Xしたいけれど、Xできない」というものが、悩み・困りごとなのです。たとえば、パワハラで困っている人は「パワハラで会社を辞めたいけれど、辞めることができない」というのが悩みです。
そして、このジレンマを解消してあげることで、私たちはクライアントから信頼を得ることができるのです。より正確に言えば、このジレンマを解消する方法として、できるかぎり「ノーマル」な方法を伝えます。たとえば、先ほどの例でいえば「まず転職サイトや転職エージェントに登録しましょう」と教えてあげることが、信用につながっていきます。
「退職したいけれど、退職できない」というジレンマに陥っている人に対して、私がお勧めしているのは副業です。ですが、最初から副業をしましょうとは言いません。それは副業はまだ多くの人にとって「ノーマル」ではないからです。
あなたが本当に伝えたい解決方法は、「ノーマル」ではないかもしれません。しかし、ノットノーマルな解決方法を信じてもらうためには、その前提として信頼が必要となります。
ですから、まずはノーマルな解決方法を示してあげましょう。クライアントが直面する問題を解決する、ノーマルな方法から教えてあげるのです。
そして、そこで信頼を得てから、あなたが本当にお勧めしたい解決方法を教えてあげるのです。
最初からノットノーマルな手法を教えてあげようとはしないでください。ノーマルな方法論を教えてあげることで、まずは信頼を得るのです。
しかし、多くの場合、ノーマルな方法論では解決はできません。そこで、ノットノーマルな方法を教えてあげます。そうすることで、あなたの信頼がまた増すのです。
クライアントが直面している問題を解決する、ノーマルな方法を伝えましょう。そうやって信頼を得て、よりよい方法を伝える資格を得ていきましょう。
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