「メタファーを語ろう」と誰かが言った。
こんにちは。研修などで若手社員と話をするたびに新しい発見があります。若者の未来は明るいと感じてしまう瞬間です。
レトリックと人生。
積読本がかなり増えてきています。インターネットで、社員の口コミで、友達のポストで見たら読みたくなり、買ってはみるものの順番を意識して後方に並んでいく数々の書籍。当然、読む時間が限られており、購入するペースが読了するペースを上回っているからこういう現象が起こるわけですね。
そんな中、何度目かの「レトリックと人生」を読み返しながら、要約をまとめる作業をおこなっています。いつ眺めてみても難しいなと感じてしまうのがこの本。少しずつ(数ページずつ)読み進めながら、そのたびに「どうまとめようか」と悩みながらの毎日なので、心が折れそうにもなっています。
勝手なイメージとしてのメタファー。
レトリックと書くとすごく分かりづらいですね(笑)Wikipediaに聴くとレトリックは「修辞学」と記されています。おおまかに言えば「弁論のための技術や学問分野」。書かれている内容を記載すると「徴収を丸め込む心理操作技術」…。なんだかとても怪しく思えてくるような内容でもありますよね。
また「修辞法」としてその方法やいつものごとく「何のために使うのか?」というそもそもの問いについて考えていければなとも思います。それとレゴ®シリアスプレイ®でも再三再四出てくる「メタファー(暗喩・隠喩)とは一体何なのか」という素朴な疑問も湧く。まだまだ知識が足りていません!
メタファーの本質。
なので、レゴ®シリアスプレイ®認定ファシリテーターとしての個人的なイメージで、メタファーを語っていくことになりますがご容赦くださいませ。以下のような作品を参加者のひとりが作成したとします。問いは「自分自身について作品を作ってみてください。形にはこだわりません。さあどうぞ」。
「レトリックと人生」ではメタファーの本質を以下のように明示しています。「ある事柄を他の事柄を通して理解し、経験すること」。ちょっと分かりづらい。もう少し言えば「作品そのものを説明する際に、何かに置き換えて説明することで、より相手の理解を促すことができる行為」ですかね…。
作品は何を語りだすのか。
で、話が戻りますが、先程の作品です。レゴ®シリアスプレイ®ではブロックをより多く使うことが必ずしも正ではなく、大事なのは仲間との対話でありコミュニケーションです。作品はそのためのツールであり、目的は素敵な作品を作ることではないことを、既に皆さんは御存知だとは思っています。
その意味で考えると、この黄色と赤のブロックで作られた非常にシンプルかつメッセージ性の強い作品は、メタファーによって一体何を語りだすのか。非常に興味あるところかもしれません。しかしながら文字数の限りがあり(いや、勝手にそれを自分で決めているんだろが)、詳細は次回とします!
最後に。
実際にこの作品を見たとき、衝撃が走りました。たったひとつのブロックでもレトリックというか言葉を生み出すチカラがあるのは、このnoteで一目瞭然ですね。次回、この作品について色々と書いていきたいと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?