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経歴書 スキル×スキル 棚卸しましょう
スキルをは掛け算が有効ということをよく見聞きします。実際、その通りです。採用側が応募者の経歴書を見る時の観点でもあります。
ただし、なんとなく経験だけを並べても掛け算できる材料は見つかりません。自分の経験とスキルを棚卸して初めて、様々なことが見えます。
では、漠然と自分の経験だけを並べた場合と、きちんと棚卸した場合の違いを見てみましょう。
例えば、以下の応募者のどちらが魅力的に見えますか。
・Aさん:Javaプログラミング5年
・Bさん:Javaプログラミング3年、設計1年、リーダー1年
会ってみたいと感じるのは、Bさんです。
Aさんの場合も、次のように書くと一気に印象がアップします。
・同一プロジェクトなら、担当フェーズや役割を明確にする
・別プロジェクトならそれぞれの業態・業種を書く
・使用した環境を明示する(フレームワーク、DB etc.)
上記を取り入れた例:
1.自社経理システム改修(1年)
使用言語:Java
担当フェーズ:詳細設計、コーディング、単体テスト
2.在庫管理システム(2年)
使用言語:Java
フレームワーク:Struts
担当フェーズ:テスト仕様書作成、単体テスト
使用OS、DB:CentOS、MySQL
3.人事システム(2年)
使用言語:Java
フレームワーク:Spring
担当フェーズ:単体テスト設計、詳細設計、コーディング、単体テスト
使用OS、DB:Windows、SQLServer
このように書けば、同じ5年が様々な経験に彩られていきます。
まったく印象が異なりますよね。
異なる業界の例を見てみましょう。次の動画をご覧ください。
声優の小倉唯さんです。彼女は第一線で活躍する人気声優です。
動画は小倉唯さんが振付とフォーメーションを考えたものです。
本業の声優としては魅力的な声で人気です。
それに加え、スキルの掛け算によって、活躍範囲を広げているのです。
声優 × ダンス × 歌 ≒ 唯一無二の存在
野球界に目を向けると。
二刀流でおなじみの大谷翔平選手は、典型的な例ですね。
少し前だとイチロー選手は、走攻守すべて揃っていました。
一つの道を究めているように見えて、実はマルチなんだなとわかります。
この記事をお読みいただいているnoterの皆様は、ご自身の本業に加えて、ライティング能力を身に付けている方が多いと思います。
中には出版をしたり、各種サークル運営をされている方もいます。
これらの経験は全部掛け算となって、どんどん魅力的な人物へと成長する糧となっていきます。
100人に1人のスキルを2つ持てば、10,000人に1人の逸材になります。
3つ持てば100万人に1人です。
世に求められるのは、そのような存在です。
自分では薄っぺらく感じる経験かもしれません。
しかし仕分けしてみると、魅力的な能力が隠れているかもしれません。
加えて、Aさんの例のように、それをうまく表現する能力も必要です。
ともあれ、スキルと経験の棚卸は必須です。
まずは自分のスキルや経験を正しく、細かく分析してみましょう。
そこからスキル×スキルに値するものを見出すことが大切です。
不足しているのであれば、掛け算できるものを学べばいいだけですから。
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