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人・モノ・金・情報・時間

何かがうまくいかないとき、タイトルに挙げた観点で考え直してみるとヒントが見つかります。

ただし、次の二点が明確になっていること。

  • 目的と目標

  • 現状

ゴール(目的や目標)があって、今の状態があります。
その差こそが「問題」

つまり、「理想ー現実=問題」なのです。

例えば

  • 目標:1か月後に1000ページの原稿を納品

  • 現状:500ページしか完成していない

このままだと1か月後には800ページまでしか進まず納品できない。
とする。

問題があるということは、ぼんやりとはわかっていても、具体的に何をすればいいのかわからない。その状態で悶々としたまま、前に進めないことがよくあります。皆さんにも覚えがあるかもしれません。

そんな時は問題を5点に分けて考えてみましょう。
その観点こそが主題に挙げた「人・モノ・金・情報・時間」です。

  1. 人は充足しているか

  2. モノは揃っているのか

  3. 金は不足していないか

  4. 情報として不足しているものはないか

  5. 期日に間に合わせる時間の余裕はあるか

などなど。

このように「問題」を分けて考えるだけで、整理が進み始めます。
少なくとも充足しているものと、そうでないものに分割できるからです。

次に不足していると判断したものを整理していきます。
充足している場合は、特に考える必要はありません。

例として、調査結果をまとめて原稿に盛り込む必要があるとしましょう。
前に進めない原因を探っていきましょう。

調査に割く時間がないのでしょうか。
誰か人がいれば解決するのでしょうか。
あるいはその両方が必要なのでしょうか。
答えによって、とるべきアクションは変化しますよね。

では、入手すべき情報はどのようなものなのでしょう。
単にデータを入手して貼り付ければ済むものなのか、詳細な分析を必要とするのか。

何が足りないでしょうか。

これだけでは判別できないかもしれません。

だからこそ5つの観点で分析をするのです。

先に挙げた調査は、あなた自身がやらなくても大丈夫だとしたら、誰かを雇えばなんとかなるかもしれません。つまり、人で解決します。
しかし、人を雇うには金も必要になります。
また、人を探す時間もかかるでしょう。

調査や資料まとめにパソコンが追加でもう一台必要なら、モノが不足しているということです。購入時に機種選定のための人・時間がかかりますし、当然ですが、金も必要です。

どうしてもあなた自身が調査をやらなければならないなら、時間ということになるでしょう。

何やら問題が複雑になったと思うかもしれませんが、確実に前進しています。やらなければならないことや期限が少しずつ明確になっているはずです。

こうして5つの観点を使うことによって、なんとなく「間に合わない」と考えていたことが、少しずつ整理され、課題化されていきます。
この段階で、「なんとなくできない」から「これが足りないからできない」と見えるようになります。

課題がはっきりすれば、やるべきことは明確です。
不足している部分をどうすれば補うことができるのか算段をつけましょう。
あとはそれぞれの課題に、期限をつけて、作業を細分化していけば、自ずと前進するわけです。

さあ!ゴールに向かって、決めた作業を粛々とこなしていきましょう!
勝手にゴールはやってきますよ!!

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