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足し算 --- 「ダウン症があるとかないとかどうでもいい、誇りがあればいい。」

こどもちゃれんじ(年中さん向け)の付録に、すごろくがついてきた。
息子はもう半年くらいすごろくがお気に入りで、寝る前にすごろくをしないと納得しない。
最初のすごろくは、矢印を指で回して、赤青黄緑のますに移動するものだった。
今遊んでいるすごろくは、サイコロをふたつ投げて、出た数を合わせた数値だけすすむというものである。
足し算である。
年中さんなのに!

まー、世間の子はすすんでいるのねー、などと思いつつ、さすがに息子はまだ足し算は無理なので、とは言え、2つのサイコロを投げて合わせて何個すすむ?という部分には興味を持っているので、これをなんとか活かせないかとは考えてみた。
そして至ったのは、回数繰り返して丸暗記する、である。
この数とこの数の組み合わせは足すとこうなる、というのを、遊びながら全部覚えてしまえばいいだろう、と。

そんな感じで、これとこれを足したら、1,2,3,4,…ろくー!とかいうのを続けているのだが、もうちょっと視覚的インパクトが欲しいと思い始めた。
そこで始めたのが、指を使って、1と1を足したらー、ぴぴぴぴぴぴー、にー、というのである。
と書いてもさっぱりイメージできないと思うけれど。

息子は指で数字を数えるのは10までできるので、この指とこの指とが合体するとーーーーーこれーーーーー!のほうが分かるかなと思った。
わりと食いついている気がする。
最初は1と1を合わせたらー10ーとかやってたけど、5と5を足したらーーーーーーー10!とやったら、納得したっぽい。

そんな感じでやってみているのだけれど、これの効果がでるのかどうか分かるのは、1年以上は先なのだろうなと思う。

いやね、変な算数の足し算の問題がいやなのですよ。

「りんご3個とみかん2個を足したら何個?」

いやいや、りんごはみかんの代わりにはならないやん?りんごはあくまで3個でみかんはあくまで2個やん?足せないやん?

「にんじん2本とうさぎ2匹を足したら何個?」

いやいや、絶対うさぎったらにんじん食べちゃうやん?にんじん残らないやん?

そんなことやるくらいなら、数字は数字という抽象度のままで、これとこれを足したらこれ、のほうがいいんじゃないのかなあ。
知らんけど

(2018年12月7日記)

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