ありがとう、という言葉 --- 「ダウン症があるとかないとかどうでもいい、誇りがあればいい。」
最近の息子は「ありがとう」を「あーと」と言えるようになった。これが実に可愛らしい。僕がついリアクションをしないでいると、リアクションを催促して、再度「あーと」と言う。その度に「いえいえ」とか「どういたしまして」とかリアクションをすると、納得する。
この調子で、「こんにちは」が言えるようになると(今は頭を下げるだけ)、コミュニケーションはかなり円滑になると思われる。
この子のコミュニケーション力は異様に高くて、今入院中なのだが(詳細は別記事にて)、ナースステーションに行けば助けてくれる人がいることを知っているので、プレイルームにあった電車のおもちゃの電池を変えるのにドライバーが欲しいということになり、「お父さん持ってないよ」(最近は飛行機で引っかかるので、持ち歩かないのである)と言うと、ひとりでナースステーションに行き、「はい、はい、」と人を呼び止めて、ネジのところを見せていた。
困った時にここに行けば助けてもらえるというのをまず把握するというのは、処世術としてとても正しいと思う。僕には真似出来ない。
(2018年12月21日記)
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