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OJTって今思うと実に日本的だよね

リスキリングが話題な一方、最近の日本は未来人材ビジョンにあるように人への投資をしなくなったと言える。
海外MBAなども役人と一部の大企業だけのものになってしまった。

一方、今ではすっかり定着したOJTだが、今思うと、このOJTという言葉って、仕事そのものを研修にすげ替えるので実に都合のいい言葉だなと思う。

そもそも人への投資をしないということ自体も、自分(今の経営)さえ良ければいいという近視眼的な視点だし、研修を何してるの?となったときにOJTしてますというのは徒弟制度的な前近代的な考え方に近いなと思う。

どんなに若くても仕事は仕事だし、そのアウトプットの差が給料の差な訳で、本来なら企業がしないといけない人材育成をOJTに替えるのは機会を奪うことと、下手したらその人の将来や、ひいては会社の将来までも奪っているのではないかと思った。

失われた20年、30年の闇は深いなと思うが、こういうところから競争力を失っているのかなとも思う。

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