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衝撃的!摘出された胃

こんにちは!
少しショッキングなお話です。

がんにやられてしまった胃についてです。

皆さんは胃を実物で見たことはありますか?
ドクターでもない限り、見たことある人は少ないですよね。
私は見ました。直接目で、近距離で…

手術中の執刀医がご家族のためにと、手術室の脇の部屋に呼んでくれて、摘出した胃を見せてくれたのです。
身内のがんは胃の入口付近にあり、手術はそこだけ切り取るより、胃全部を摘出する方が好ましい、という判断が最初からありました。
当初のステージ予測は1か2の初期でした。

蓋(お腹)を開けてみると、そうでは無かったようです。
胃は赤黒い色をしていました。
普通、胃の色って、綺麗なピンク色ですよね。
それが、どよんだ色になっていました。なんとも表現しがたい…
医師に3か4の初期です、と説明を受けた記憶があります。

手術自体は成功しましたが、手術室から出てきた時の身内の体に繋がれた無数の管…
あれは、赤黒い胃を見た時と同じ或いはそれ以上の衝撃がありました。

手術後は数週間で退院しましたが、その後も続く抗がん剤投与で一気に元気がなくなり、食べる量も減り、筋力も低下し、どんどん痩せていきました。

そして1,2年後からまた少し問題が起こり、入退院を繰り返しながら、新たに出てくる問題への対処をその都度行いました。
しかしながら、残念ながら、あの世に旅立ちました。
がんが見つかってから計4年か5年後だったと思います。

あれだけ元気だった人が、胃がんが見つかってから、適切だと思われる手術と対処をしたにもかかわらず、あっという間に帰らぬ人になってしまいました。

私は学生時代から、そして職に就いても、運動学や栄養学を学び、ある程度、健康に対する知識があり、身体を鍛えるそして食事についても気を付けて、病気とは無縁でありました。
健康診断もオールAでした。

しかし、このことが起こってからは当然ではありますが、「遺伝」という言葉が頭に浮かび、これは他人ごとではないな…(^^;と思うようになりました。
その身内の食生活も決して不適切では無く、むしろ健康的な食生活であったと思うからです。

~次回「私の20代30代のライフスタイル」に続く~

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