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ジャズオーディエンスは日本の人口の0.1%未満かもしれないという事実

計算してみた

ジャズライブへ実際に足を運んだことがある人は、日本の総人口のうち何人くらいの割合だろうと思って調べてみました。一般社団法人コンサートプロモーターズ協会によると、2019年度のジャズのライブコンサートによる年間総動員数は約2万人ほどでした。つまり、日本人の0.016%の人が年間にジャズクラブに足を運ぶという計算になります。流石に2万人は少ないだろうと思って10万人くらいで計算しても、0.083%になります。日本の人口の1%が120万人なので、ジャズクラブへ実際に足を運ぶ人数が、日本の人口の0.1%を切るというのは、事実かもしれません。

原因を考えてみた

もしかしたらこれが一番大きな要因かもしれません。それは、大衆音楽的風潮を嫌うということです。ジャズを難しいと思わせてしまう要素は、マニアックなセットリストや難解な和音、掴みにくいタイム感など様々ありますが、それぞれ根底には大衆音楽的風潮を嫌っているところがあると思います。それだけに止まらず、例えば、和田アキ子さんや矢沢永吉さんのブルーノート公演が決まると、一部のジャズファンからは批判的な意見を聞きます。多くのジャズ評論家の、ジャズはそっちに赴くものではないという強烈なバッシングもまた目に止まります。言い換えると、ジャズという音楽が存在するのは、マニアックだからこそ、今のコミュニティやオーディエンスがいるのかもしれません。

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