30歳で公務員退職を決意した理由!やめて後悔しているか?

令和5年3月に公務員を退職してからまだ1年も経っていませんが、早くも公務員時代の記憶が薄れてきています。
当時の決意が揺らがないように、当時の記憶を掘り起こして記録するのが目的です。
前提として、我が家は元々夫婦ともに公務員で2021年に生まれた娘が一人います。今は妻が公務員として働きつつ、僕が主夫として家事育児をメインでやる+フリーランスとして働くスタイルです。
同じような境遇の方の参考になればという思いもあり、投稿します。

公務員退職を決意した理由

退職理由を一言でいうと、公務員を続けても自分が理想とする人生は絶対に手に入らないとわかったからです。もっと詳しく説明します。

自分の理想の人生とは?

僕が理想とする人生のためには、家族とのんびり過ごしつつ、死ぬまでに思い出を作りまくる必要がありました。
お金より時間のほうに価値を感じています。
幸せに生きるための優先順位は、妻>子ども>自分・友人との時間>仕事です。
そして、現時点では2歳半になる娘との時間を一番大事にしています。
僕は貯める力には自信があり公務員として定年まで夫婦共働きすれば、投資の収益がなくても余裕で1億円以上貯まる計算でした。
しかし、60歳になった時点でいくらお金があっても、その時に娘はもう30歳近くです。2歳半の娘に会うことは絶対にできません。
今家族でゆっくり過ごせる時間の方が、将来の1億円より価値があると本気で思ってます。
それ以外にも、趣味を楽しむ時間、友達と過ごす時間、自身の親と過ごす時間も今しかありません。
「安定」が人生で一番大事なら公務員をやめる必要はなかったでしょう。
けど僕は、死ぬ前にいい人生だったなと思えないなら生まれてきた意味がないと考えています。
フリーランスになったから叶えられるとも限りませんが、公務員を続けていたら絶対に叶わないと感じました。

育児と公務員の仕事の両立は無理?

公務員の職場は、女性も男性も同じ制度で育休取得・時短勤務が可能です。
僕はありがたいことに第一子の出産後に半年間の育児休暇を取得しました。
育児休暇中は代替の職員も配置され、仕事のことは忘れて育児を楽しむことができました。

問題が起こったのは、職場に復帰し時短勤務を申請してからです。
制度は男女ともに同じでも、育児に対する姿勢はまったく違います。
時代が違うので仕方ない部分もありますが、職場のおじさんたちは子どもがいるだけで「育児」はしていません。
オムツ替えを一度もしたことがないと話す人もたくさんいました。
同年代のパパでも人によって意識はかなり違いますね。
僕は妻だけに育児の負担を押し付けたくなかったですし、子どもとの時間をなにより大事にしたいと思っていました。
常に対等以上に家事・育児に向き合ってきましたが、そうすると職場の男性職員とは話が合わなくなっていきます。
たとえば、次のようなことがあり、徐々に職場で孤立しました。

  • 時短勤務を取りたいと上司に伝えた時、露骨に嫌な顔をされる。

  • 保育園から呼び出しがあって帰る時、なんで奥さんは行けないの?と何度も聞かれる

  • はやく帰れていいですねーと悪気なく同僚の男性職員に言われる。

今は男性の育児参加においては過渡期だと感じます。当たり前のように育児に参加している男性と真逆の男性で二極化していますよね。
別にすべての男性が育児をがっつりやれとは言いませんが、男性の育児に対してもっと社会全体の理解が深まればよいなと思います。

公務員の職場は、頑張った人が報われる環境ではない!

僕は新卒で国家公務員、結婚後に転職して地方公務員として働いていました。
公務員の世界は完全な年功序列で、仕事の力量と収入はまったく比例していません。
どんなに仕事ができない人でもクビになったり給料が下がったりすることはほぼないですしね。
さらに、仕事は増え続ける一方で人員は削減される傾向にあり、職場内では熾烈な仕事の押し付け合いが繰り広げられています。
優秀な人ほど仕事が集中し疲弊する。
そして、給料が上がるわけでもまわりに感謝されるわけでも専門的なスキルが身につくわけでもない。
中には社会人としておかしいだろという職員もいて、そういう職員が余計な仕事を増やし、優秀な人や断れない職員の仕事がまた増えるの悪循環。
8年間公務員として働いてきて、尊敬できる上司は何人もいました。
しかし、この人の働き方や生き方が羨ましいなあと思えた人は1人もいません。笑
職場で一定の地位を築いている人の中にも、明らかに家庭を犠牲にしているなと感じる人が多数いました。
家族とも仲がよく、職場でも頼りにされていて、プライベートの時間も持つのは不可能ですね。

退職して半年たった感想

公務員をやめても死ぬわけではない、収入が減ってもなんとかなるなというのが素直な感想です。月曜日の朝の憂鬱はウソのようになくなりました。

フリーランスで稼ぐのはやはり大変?

4月にフリーランスになってから、オンライン秘書、電脳せどり、ライターといろいろな仕事にチャレンジしています。
0→1の達成は、時間さえあれば難しくない。月5〜10万円稼ぐのは行動さえすれば誰でも達成できます!
一方で、収入を安定させる、月15~20万円以上稼ぐというのは、なかなか難しいです。
特に育児と両立させながらだと、使える時間とエネルギーも限られています。
現状では平日の日中9時〜16時位の間で一日5時間程度働いていて、月間では120時間程度です。
間にも家事や育児があるため、集中して作業する時間はもっと短くなります。
今は育児優先と決めているため、仕事の収入を伸びそうだけど時間がなくなりそうであれば、ブレーキを踏んできました。
育児と事業のどちらを優先すべきかでずっと揺れています。

公務員を退職したことを後悔しているか?

これはまったくしていません。
これから先に収入が伸びずお金の面で苦労することになっても、公務員をやめたこと自体は絶対に後悔しないです。

公務員を退職したことで失ったものは、安定した給料と世間体でしょうか。
→給料に関しては、稼げるようになれば解決!
→世間体に関しては、そんなことをとやかく言う人とは付き合いたくない!
以上です。

退職前の嫌な思い出

公務員の職場では、20代30代で退職する人はほとんどいません。
組織としてもキャリアの途中で退職者が出ることを想定していないため、円満に退職できるかは上司や同僚次第になります。
僕の場合、最後の職場の上司2人はいわゆる「働かないおじさん」でした。
人間性がどうこうというわけではないですが、本当に仕事をしません。笑
仕事は基本部下に丸投げで言い訳ばかり、決断を先延ばししたり無駄な仕事を増やしたりばかりです。
結局、上司たちは仕事の引き継ぎにはほとんど関与することなく僕に丸投げで、結果として係内で孤立しました。
退職前の数ヶ月は空気も悪くて最悪の気分でした。
(もちろん、よくしてくれた人たちもたくさんいます。)
働かないおじさんはどんな状況でも絶対に動かないんだなーと最後に知ることができ、今では逆に感謝しています。
これからフリーランスとしてつらいことがあっても、公務員時代の職場に戻るよりはマシだと思えそうだからです。
念のため付け加えておくと、公務員には優秀な人もたくさんいます。
ただ組織の仕組みに問題があるというだけです。

これからの展望

公務員を退職しフリーランスとして活動を開始しましたが、まだまだ道半ばです。

今後の目標:収入・資産面

フリーランス1年目の目標は、事業所得月10万円で、これは5月の時点で達成できました。
ただし、月10万円を超えられたのは2回くらいで、月4万〜10万の間でフラフラしていましたね。
安定して稼ぐのは本当に難しいです。
今後の目標は、育児と両立できる範囲(月120時間以内の労働)で、妻の扶養から出られるくらい稼ぐこと。

  • 月15万円稼げば、年間100万円以上貯蓄できる。

  • 月20万円稼げば公務員時代の収入にほぼ並ぶ。

  • 月30万円稼げば、最悪妻が仕事をやめても生活がなりたつようになる。

すでに楽しく過ごせていますが、僕の収入が増えれば増えるほど人生の満足度が上がり不安も減ります。
公務員時代よりモチベーション高く仕事が続けられているのも、ワクワクできる未来が見えているからかもしれません。

これからどんな人生にしたいか

フリーランスとして稼げるようになるのも大事ですが、それ以上に「今」を楽しむのが大切です。
家族との時間を最優先にしつつ、公務員をしていたら経験できなかったような人生を歩みたいと思ってます。

  • 人生のやりたいことリストをガンガンこなしていく

  • 国内外問わず旅行したい

  • 自分と同じような境遇で苦労している人の助けになりたい

  • 公務員時代には会えなかったような人と繋がりを作りたい

最後までお読みいただきありがとうございます。
今後も時々振り返りも兼ねてnoteへの投稿をしていきます。

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