見出し画像

2024年6月3日(月)「SQOOL加藤のゲーム研究室」に出演しました

2024年6月3日(月)20:00〜21:00,Youtubeチャンネル「SQOOL加藤のゲーム研究室」に,研究室の卒業生粟飯原萌さん(日本大学理工学部助教)と一緒にライブ出演しました.

ライブはこちら↑からご覧ください

ゲームを専攻できる日本の大学としては,東京工芸大学芸術学部ゲーム学科,東京工科大学のメディア学部メディア{コンテンツ,社会,技術}コース,立命館大学映像学部等が知られており,学術界では日本デジタルゲーム,情報処理学会エンタテインメント研究会,シミュレーション&ゲーミング学会等が研究成果の発表場所となっています.しかし,これらの学会で研究成果を発表するのは,学部学生と博士前期課程の学生や大学の研究者が中心で,ゲーム開発者による最新の研究成果の発表と場として十分利用されているとは言えません.
一方,古市が30年以上関わっているシリアスゲームの分野では,例えばSIW(Simulation Innovation Workshop)ではほとんどが企業や国の研究機関による発表である他,DiGRA(Digital Game Research Association),WSC(Winter Simulation Conference), NASAGA(North American Simulation and Gaming Association)等の発表は博士後期課程と企業の発表が中心です.また,博士後期課程学生の多くの割合は企業での開発を経験した後に博士号の取得を目指して働きながら,あるいは仕事を辞めた学生が多く,日本の学会とは大きく異なります.
近年,日本でもゲームの研究で博士号を取得する研究者がでてはいるものの,ゲーム業界で活躍している若者が諸外国と同様に博士号取得を目指す時代がやってくることは,もしかしたらずっとやって来ないのではないかと,私は思っています.
本チャンネルでは,古市研究室で2017年に博士号を取得した粟飯原萌さんと一緒に,今後日本でゲーム開発者の皆さんが学位を目指し,これまで以上に日本のゲーム業界が魅力的になるためにはどうすれば良いか,加藤さんと一緒にお話しできればと考え,概ね伝えたかったことは伝えられたのではないかと思います.


こちら↑は事前告知用に自分で作成した動画です

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?