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農業複業化プロジェクトマガジン

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長野県佐久市内山地区で、休耕地や耕作放棄地を農地として再生させ、生きる基本である「食」に少し真剣に向き合い、自ら作れるようになることを目的に活動しています。 米作りを基本に、生活… もっと読む
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#農業複業化

農業複業化プロジェクトマガジンで伝えたいこと

農業複業化プロジェクト。生きる基本である食に少し真剣に向き合い、米作りをベースに「生きるチカラ」を育むプロジェクトです。 プロジェクトが行われているのは、長野県佐久市内山地区。 里山に囲まれた環境にある休耕地を少しずつ再生させ、多様なメンバーと共に、生き方の選択肢としての農ある暮らしを実践しています。 このプロジェクトについて、もう少し詳しく知りたいという方は、こちらをお読みいただければと思います。 ◆このマガジンで伝えたいこと 「生き方の選択肢として、農ある暮らしを実践

稲作素人による米作り2年目の振返り

2020年から「農業複業化プロジェクト」に参画して始めた稲作。2年目が終了し、先日プロジェクトメンバーで振り返りを行いました。できたことも、できなかったことも。見つけた価値、来年やりたいことなど。。。稲作2年生のまとめです。 印象に残っていることなんといっても、「人が集まる風景」 今年は、新しく田んぼを開墾するところから始まって、ただの草原を前に、クワを1本渡されたときのことは、大変印象に残っているんだけど、 その後1年を通じて、印象に残っていることは、この山間の場の力

ぷらっとふぁーむ構想

こんにちは。半農半コンサルのさかもっちです。前回「複業と本業のあいだ」で書いた、「農業複業化」により多様な営み、コモンズをつくりたい、という話をしましたので、その流れで来年以降に向けた妄想をここで書きたいと思います。 余談ですが、妄想することの大切さについて、佐宗邦威さんの「ひとりの妄想で未来は変わる」をご一読されることをお勧めします。 私の妄想は、名付けて「ぷらっとふぁーむ」。 食べる=消費するところ起点ではなく、より自然、そして自然から紡ぎ出される(生産)に近い地点

複業と本業のあいだ

先週ようやくハゼ掛けした稲の農業複業化プロジェクトのメンバー+ゲストで脱穀を終え、ライスセンターに籾摺りに持ち込み、今年のお米の「生産」部分は終わりを迎えました。今後は早速来年に向けた土づくりが待っていますが、その前にプロジェクトと自分も佐久で農に触れる生活を始めてからも2年が過ぎようとしている今、モヤモヤしていることを書き綴ってみます。その名も「複業と本業のあいだ」です。 1.稼ぎとウェルビーイング 私が考える農における複業と本業の位置づけを、稼ぎとウェルビーイング度合